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春ですね、WHOIS登録情報の確認をお願いします。

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JPNICも4月から新年度が始まりました。新年度のスタートと言えば、入社式、部署異動などをイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

この時期、「商号変更を行ったのでWHOISに登録された組織名を変更したい」「異動でIPアドレス管理の担当を外れたのでWHOIS登録情報の更新を行いたい」という問い合わせをよく受けます。そこで今回は、WHOISに登録されているIPアドレスに関する情報についての変更についてご紹介します。

なお、JPドメイン名に関する情報については、該当のドメイン名(例:nic.ad.jp)を明記の上、JPNICではなく株式会社日本レジストリサービス(JPRS)までお問い合わせください。


JPNIC WHOISでIPアドレスを検索すると、以下のような感じで検索結果が表示されます。表示された各項目についてご紹介します。

[組織名][Organization]
IPアドレスの割り当て先が登録されています。商号変更等を行われた際には、これらの項目の登録内容を変更してください。

[郵便番号][住所][Address]
WHOISでの検索結果では非公開の項目として、住所関連の情報もデータベースには登録されています。

これらの項目にはIPアドレスの割り当て先組織の所在地が登録されています。事務所移転などで住所が変更となった際には、これらの項目の登録内容を変更してください。

[管理者連絡窓口][技術連絡担当者]
[管理者連絡窓口][技術連絡担当者]はいずれも、IPアドレスが割り当てられたネットワークについての連絡窓口として、対応可能な担当者・窓口に割り当てられたハンドル(JPNICハンドル・グループハンドル)が登録されています。特に[技術連絡担当者]には、技術的な事項にも対応可能な担当者・窓口が登録されています。

担当者が変更となった場合には、これらの項目の登録内容を変更してください。新しい担当者がハンドルの割り当てを受けていない場合には、ハンドルの割り当てを受けていただく必要がありますのでご注意ください。

[ネームサーバ]
該当のIPアドレスに対応する、逆引きゾーンの委任先となるネームサーバを登録する項目です。ただし、/24よりも小さいアドレスに対する逆引きネームサーバは登録することができません。
ネームサーバが変更となった場合には、この項目の登録内容を変更してください。


登録情報の変更については、IPアドレスの割り当てを行ったIPアドレス管理指定事業者(プロバイダ等)から行うことになっています。上でご紹介した内容の変更が必要となる場合には、担当者に情報変更をご依頼ください。

登録情報更新の依頼を受けたIPアドレス管理指定事業者の方は、ポリシー文書をはじめとするJPNIC文書の内容のほか、「JPNICのIPアドレス割り当て管理業務における情報の取り扱い等に関する規則」や「公開・開示対象情報一覧」など登録情報に関する規定についてもご理解いただくよう、割り当て先組織のご担当者の方にいま一度ご確認ください。

JPNICから直接割り当てを受けているプロバイダ非依存(PI; Provider Independent)アドレスやAS番号に関する情報変更については、IPアドレス担当までお問い合わせください。

定期的に登録情報を確認いただくよう、皆様のご協力をお願いいたします。

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