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IPv6 Summit in Hiroshima 2015 参加レポート

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2015年7月10日(金)に、広島で開催されたIPv6セミナー 2015 / IPv6 Summit in Hiroshima 2015に参加してきました。

しばらくジメジメした気候が続いてきましたが、この日は広島でもすっかり夏空が広がり、気温もかなり高く、じっとしていても汗ばむ気候となっていました。

会場となったのは、広島の中心市街のもう一つの玄関口である広島バスセンターから程近い、広島県民文化センターにあるサテライトキャンパス広島です。

このイベントは、一般社団法人インターネット協会IPv6デプロイメント委員会(が毎年各地で開催しているIPv6地域サミットの2回目の広島での開催であり、今回は今年設立10周年を迎える広島地域IPv6推進委員会と一緒に主催をしています。

第1部では、総務省総合通信基盤局データ通信課企画官である山口修治氏による、インターネットガバナンスに関する講演でした。東京以外の地域で、このテーマを取り上げる機会がまだあまり多くないため、インターネットガバナンス議論への関心と参加を広く集めていく上でも非常に有効な機会だったと思います。

第2部で、JPNICの常務理事でもある日本電信電話株式会社の藤崎智宏氏による、IPv6のこれまでの歴史を振り返りながら、現在の最新状況についての解説し、最後は一応今後の展望を見通す、といった内容の講演でした。

最後に、「IPv6 20年とこれから」というタイトルで、広島市立大学の前田香織先生がコーディネーターをつとめ、パネルディスカッションが行われました。

パネリストは、写真左から広島大学の西村浩二先生、NTTの藤崎氏、アラクサラネットワークスの新氏、そしてIIJの松崎氏です。

それぞれ、広島地域におけるIPv6普及の取り組み(西村氏)、日本および世界の状況(藤崎氏、IPv6の標準化技術について(新氏)、ISPにおけるIPv6の取り組み(松崎氏)といった観点で、「これまで」の振り返りを行い、その後にそれぞれの「これから」を展望してもらう、といった流れの議論となりました。

当日は、80名程度の参加があり、近年開催されたIPv6地域サミットの中でもかなり盛況な部類だったと思います。
また、サミット終了後には、主催団体の一つ広島地域IPv6推進委員会の設立10周年記念を兼ねた懇親会も開催され、こちらも大盛況でした。

※後日追記:このIPv6サミットについての詳細レポートは、JPNICのメールマガジンでも発行しました。ぜひご覧ください!

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