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IW2017 Wi-Fiネットワークについて

tech_team 

2017/11/28~12/1にかけて開催されたInternet Week 2017では、ご来場の方にご利用いただける会場Wi-Fiネットワークとして、5GHzと2.4GHz用の2つのデュアルスタックのSSIDと、実験用にNAT64が利用可能なIPv6 onlyネットワークを提供しました。

この記事では、会場NWの利用状況をご紹介いたします。

会場物理構成図

接続端末数は最も接続があった時間帯で約350台、利用帯域は20Mbps~50Mbpsほどでしたが、ピークでは100Mbps程度の利用がありました。

AP別接続端末数
総利用帯域
IPv6の利用帯域

IPv6の利用帯域は、ピークでは70Mbpsほどでしたが、概ね10Mbps程度でした。ネットワーク提供中、デュアルスタックのSSIDにおいてIPv6の提供が出来ていなかった時間があり、IPv4onlyとなっていました。ご利用の状況によってはご不便をおかけしたかもしれません。

NAT64のシーケンス

実験用に提供したNAT64のSSIDネットワークは、会場に設置したサーバー上に、仮想サーバーとして、オープンソースのjoolを利用したNAT64サーバーとunboundを利用したDNS64サーバーを構築し、構成しました。

この実験用NAT64 SSIDは、最大で20台程度の端末にご利用いただきました。

NAT64 SSIDの利用者数

NAT64を利用した状況では、SlackやDiscordへの投稿がうまくいかない、sshの接続が切断する、変わったところでは、WordのPDF化機能が利用出来ないなどの問題をご報告いただきました。

パラメータの調整などで避ける事ができるものもあったかもしれませんが、アプリケーション側がIPv6に対応されていくことも期待したいところです。

最後に、今回のInternet WeekのNOC活動にボランティアメンバーとしてご参加いただきました、青山 尚暉さん、加藤 浩平さん、河野 忠明さん、白石 樹吏さん、露木 拓巳さん、瀧口 裕紀さん、田口 裕介さん、中川 稜さん、前田 章吾さん(五十音順)そしてCONBUの皆様、またスポンサーとして機材のご提供を頂いたシスコシステムズ様、及び、NOCメンバーの公募にご協力いただきましたICT教育推進協議会様に感謝を申し上げます。

今回のネットワーク構築活動は、Internet week及びICT教育推進協議会様のHP上でメンバーの募集を行わせていただきました。来年以降もご協力いただける方の募集を行わせていただく予定で御座います。活動へご興味のある方がいらっしゃいましたらご参加の検討を頂ければ幸いです。

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