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「Internet Week ショーケース 徳島・オンライン」を開催します

event_team 

2022年6月23日(木)から6月24日(金)の2日間、「Internet Week ショーケース 徳島・オンライン」を開催します。四国大学交流プラザ(徳島駅前)の現地会場とオンライン配信のハイブリッド形式での開催となります。先日プログラムを公開し、事前参加の受付を開始しました。今回の見どころや、徳島の会場の様子を紹介します。

Internet Week ショーケース in 徳島

公式Webサイト https://www.nic.ad.jp/sc-tokushima/
Webサイトでプログラムを公開中!セミナー参加費は無料です(要事前登録)

3年ぶりの現地会場とオンラインでの配信

Internet Week ショーケースは、本家Internet Weekの出張開催版です。2021年11月にオンライン開催した「Internet Week 2021 ~明日のカタチ~」の中から好評だったハンズオンや講演を、半年分のアップデートも加えながら2日間に再構成してお届けします。参加費は無料です。

今までは全国各地に出張開催してきたInternet Week ショーケースですが、新型コロナウイルスの影響でこの2年はオンラインのみの開催となっていました。今回は十分な感染対策をしつつ、 3年ぶりに現地会場で開催することとなりました。会場は徳島駅前にある四国大学交流プラザです。久しぶりに皆さまに対面でお会いできることを楽しみにしています。また、現地会場に加えて、オンラインでの配信も行いますので、全国各地の皆さまも気軽にご参加いただければ幸いです。

現地会場の四国大学交流プラザ
徳島駅から徒歩約4分とアクセスのよい会場です

1階はコーヒーなども飲める
綺麗なオープンスペースになっています

こちらが2日目の会場となる4階セミナールームです
感染対策のため収容率は50%にして実施します

プログラムはハンズオンとカンファレンスの2部構成

プログラムは、ハンズオンDayカンファレンスDayの2部構成となります。

ハンズオンDay  

初日のハンズオンDayでは、JPCERT/CC インシデント レスポンス グループの佐條研氏、田中信太郎氏、寺本健悟氏による「インシデント対応ハンズオン」を開催。

近年、特定の組織を狙った情報搾取や、システム破壊を主な目的とする「標的型攻撃」の被害が急増しています。標的型攻撃によって標的組織に侵入した攻撃者は、さまざまなマルウェアやツールを駆使し、組織内の情報収集や侵害活動を行います。

この「インシデント対応ハンズオン」は、 そのような攻撃者による侵入・侵害の痕跡を発見するため、 実際に近年の標的型攻撃で使用されたマルウェアやツールがWindowsのイベントログにどのような痕跡を残すのかを学習することができます。Windowsログ、Active Directoryログからの攻撃の痕跡を解析する基本的な手法を体験できます。

現場のシステム管理者、組織のセキュリティ窓口担当者、インシデント分析に関心のある方は、ぜひこの機会にご参加ください!

ハンズオンは抽選制となっています。また、四国在住/在勤/在学者枠もご用意していますので、四国地域にお住まいの方はぜひこの機会にお申し込みください。なお、ハンズオンDayはオンラインのみの開催となりますのでご注意ください。

カンファレンスDay 

2日目はカンファレンスDayと題して、現地徳島会場オンライン配信でのハイブリッド開催となります。

特に昨今の情勢からますます重要度が増しているセキュリティに関する動向は、2022年になってからのアップデートも加えてお届けします。この時代に知っておいていただきたい、インターネットやセキュリティの最新動向や組織運用の考え方について解説します。

ドメイン名と証明書とTLS ~ 署名のカクゴ / 検証のカクゴ ~

  • ドメイン名をさまざまなアプリケーションのために使う仕様が現れ、 WebPKIとはモデルが異なるTLSを使う場面が現れています。これらをセキュアに利用するためには、 DNSSECにおける署名と検証の導入が必須となる日がくるのではないでしょうか。 まずは、講演者自身のメールサーバ運用に関する事例を皮切りに、DNSSEC導入の判断フローは? 権威側の署名、リカーシブリゾルバ側の検証に期待される運用は? トラストのメカニズムはどういう形になる? などの疑問について解説します。

 

スポンサーセッション:DNSの「明日のカタチ」について考える

  • DNSが誕生してから30年以上が経ち、これまでインターネットを支える基盤サービスの一つとして変化もしながら発展してきました。本セミナーでは、そんなDNSにこれまで起こったさまざまな変化について、プライバシー・セキュリティなどさまざまな観点から振り返りながら解説いただきます。 さらにはそうした変化を経て、今後起こるであろう新しい変化の兆しについても紹介し、 DNSの「明日のカタチ」についてご紹介いただきます。

 

サイバー攻撃2021+

  • 2022年になり世界の情勢が大きく変化している中で、 組織もその変化に合わせつつ、さまざまな脅威と立ち向かっていく必要があります。本プログラムでは、昨年のIWで紹介したJPCERT/CCやNICTが確認している脅威や、それらの脅威への備えについて解説するのに加え、 2022年になってからの最近の動向も補足した「サイバー攻撃2021+」という形で内容をパワーアップしてお送りします!

    ※ IW2021での 本プログラム インタビュー記事 → 【Internet Week 2021 見どころ】サイバー攻撃 2021  https://blog.nic.ad.jp/2021/6974/

 

明日のセキュリティ組織のカタチ

  • セキュリティ対応の重要度が増し CSIRTやSOCを持つ組織も多くなりましたが、一方で、今までのCSIRTやSOCの考え方や「1人CSIRT」と呼ばれる一部のメンバーに任せて対応するのが難しくなるようなケースも増えてきています。本プログラムでは、サイバーリスク対応のための組織フレームワーク・国際勧告「ITU-T X.1060サイバーディフェンスセンター構築・運用のフレームワーク」について、日本の提案メンバーの一人でもある武井氏から、日本の各種ガイドラインからの活用や、新たに取り組むポイント、 今後のセキュリティ組織のあり方についてわかりやすく解説します。

    ※IW2021での本プログラムの紹介記事
    →  国際基準「ITU-T X.1060サイバーディフェンスセンター構築・運用のフレームワーク」で整える今後のセキュリティ組織とは ~ ISOG-J 武井滋紀氏 https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2021/10/27/46543.html

 

リーダシップだけでは回らない! 運用組織のマインドセットのあり方・育て方

  • 運用の組織文化や、リーダシップの育成などにお悩みの組織の方も多いのではないでしょうか。そんな組織の運用にお困りの方は必見! 本プログラムでは、リーダシップだけでは組織が上手く運営できない理由や、 リーダ人材だけでなく組織運営に携わる他の人材も含めたマインドセットの考え方について、MSP協会のワーキングループで長らく議論してきたポイントの集大成をわかりやすくお伝えします。

    ※IW2021での本プログラムインタビュー記事 →
     【Internet Week 2021見どころ】リーダシップだけでは回らない! 運用組織のマインドセットのあり方・育て方 https://blog.nic.ad.jp/2021/6992/

 

また、最後のプログラムでは特別企画セッションとして、「今のインターネットをめぐる状況と課題」というテーマでパネルディスカッションを行います。詳細は現在鋭意企画中ですので、どうぞお楽しみに!!

6月23日・24日は、四国地域・徳島県にお住いの方も、それ以外の地域にお住まいの方も、インターネットの技術や社会動向にご興味のある方はぜひご参加ください。講演者、プログラム委員、スタッフ一同、3年ぶりの現地会場も含めたハイブリッドの開催ということで、皆さんに現地・オンラインでお会いできることを楽しみにしています。

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