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IETF 116 Yokohama フォトレポート

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2023年3月25日〜31日にかけて、IETF 116 が横浜市のパシフィコ横浜で開催されています。IETFは、インターネット技術の標準化を推進する任意団体であり、年に3回ミーティングがアジア、北アメリカ、欧州地域で開催されています。IETF 116はそのIETFミーティングであり、2015年のIETF 94以来の横浜開催となりました。ここでは現在開催中のIETF 116を速報として写真とともにご紹介したいと思います。
3月29日の時点で1,740人の登録があったそうです(プレナリーの資料より

会場

会場は、横浜市にあるパシフィコ横浜・北ホールです。横浜市での開催は、今回のIETF 116のほか、2015年のIETF 94、2002年のIETF 54につづき3回目となります。このほか国内では2009年に広島でもIETFは開催されました。
パシフィコ横浜は、みなとみらいにあります。この地区は絢爛な夜景で有名です。IETF 116のホームページや資料もみなとみらいの夜景に染まっていました。

最近の情勢を受けて〜肖像権とコロナ〜

会場では、最近の情勢に配慮した取り組みも見られました。まずは参加者ストラップです。写真に撮られても構わない場合は白、撮られたくない場合は赤のストラップを利用します。これにより参加者は他の参加者が写真に撮られても良いか容易にわかります。
次にボタンです。握手などをして良いか参加者が意思表示をするものです。赤色は握手をせず会話での挨拶に留めてほしいことや、緑ではぜひ握手やハグで挨拶をしてくださいとまで書かれています。

話せる言語を缶バッジで。日本語はすぐに無くなってしまったようです。
 
他にも、新型コロナウイルスを意識した取り組みがありました。
会場内では、感染症対策グッズとしてN95マスク(会場内ではN95以上のマスク必要)や、アルコールジェルが置かれています。さらには、新型コロナウイルスの検査キットまで配布されていました。
会場ではマスク着用の呼びかけもされていました。

セッションと議論

どの会議室も大勢の参加者が見られました。多くの発表が各会議室でされていますが、IETFでは活発な議論も特徴的です。1つのセッションが終わると多くの参加者がマイクへと並びます。ここではマイクや(リモート参加者はツールを用いて)誰でも議論に参加することができるようになっています。実際に、現地ではセッション後に参加者がマイクに並ぶ姿を何度も見かけることができました。
なお、セッションはオンラインでも視聴・議論に参加することができます。チャット機能も実装されているので、ここでも熱い議論が繰り広げられました。

朝食とブレイクタイム

IETF 116では、朝の時間帯に朝食が、セッション間の休憩時間に軽食やドリンクなどが振舞われています。グルテンフリーのものも用意されています。
コーヒーやジュースも欠かせません。

JPNICの取り組み

当センターJPNICは、Bronze IETF 116 Sponsor として参画いたしました。スポンサー活動を通じてコミュニティの発展に貢献してまいります。また本ブログをはじめ、メールマガジン等を通じて本イベントのトレンドや最新のトピックを紹介することで、より身近に、そしてコミュニティを盛り上げるよう努めてまいります。
最初に述べた通り、IETF 116は3月31日まで開催されています。また、次回IETF 117はサンフランシスコで開催予定です。

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