奈良で開催!Internet Week ショーケース in 奈良 フォトレポート
event_team Internet Week JPNICのイベント2025年7月2日(水)および3日(木)の2日間にわたり、「Internet Week ショーケース in 奈良」を近鉄ケーブルネットワーク株式会社との共催で奈良県奈良市にて開催しました。
◇ Internet Week ショーケース in 奈良
https://internetweek.jp/sc-nara/
「Internet Week ショーケース」はこれまで全国各地で開催しており、今回は奈良県での開催でした。
また、現地での開催に加えてオンラインでもイベントを配信し、2日間でのべ400名以上の方にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました。
アンケート結果では、「非常に満足(71%)」「まあまあ満足(28%)」と回答をいただいており、多くの参加者に役立つプログラムをお届けできたのではないかと考えています。
そんなイベントの様子を写真でご紹介したいと思います。
IWショーケースに参加したことがない……という方も、ぜひ次回以降参加していただく参考としていただければうれしいです!
2025年8月15日発行のJPNICのメールマガジン「News & Views」では、プログラムについてやアンケート結果を紹介していますので、あわせてそちらもご覧ください💁♀️
●会場
近鉄奈良駅から大きな商店街を抜けた先、猿沢池のすぐ近くにある「ならまちセンター」にて開催しました。駅から徒歩約10分の立地です。
会場までの道中には鹿の姿も多く見られ、会場前の芝生も、まるで鹿たちの憩いの場のようでした🦌
●プログラム
Internet Week ショーケース in 奈良のWebサイトにて、プログラムの資料が公開されていますので、ぜひそちらもご覧ください!(公開されていない講演もございます。ご了承ください。)
Webサイト:https://internetweek.jp/sc-nara/
1日目 7月2日(水)
“つながる”を支える技術と運用、現場から学ぶ1日
JPNICの根津よりInternet Week、JPNICの紹介を行い、開幕しました。
★基調講演:いま、ふたたびのアイデンティティへ。
猪俣 敦夫氏(大阪大学D3センター教授 兼セキュアプラットフォームアーキテクチャ研究部門 教授、大阪大学最高情報セキュリティ責任者CISO)
★デュアルスタック時代のAWSクラウド活用 – IPv6環境構築の勘所とベストプラクティス
菊地 信明氏(アマゾンウェブサービスジャパン合同会社)
★はじめてのデータセンター入門(ファシリティ編)
水戸 和氏(株式会社アット東京)
★初めてのAS運用
生野 勇貴氏(BBIX株式会社)
★Wi-Fi 6E/7 の最新動向 〜エンタープライズ無線 LAN の知ってほしいこと〜
高橋 翔氏(シスコシステムズ合同会社)
★Team ShirankedoによるIWSC奈良での会場ネットワーク構築の取り組み
丸岡 哲也氏、小林 拓斗氏(Team Shirankedo)
1日目の最後には共催・近鉄ケーブルネットワーク株式会社の今井 実氏よりご挨拶いただき、1日目は閉幕しました。
2日目 7月3日(木)
~ DNSからマルウェア、フィッシングまで─防御と対処の最前線 ~
★サイバー攻撃2024
森 好樹氏(NICT)
須藤 年章氏(NTTドコモビジネス株式会社)
★ちょうどいいDNSの設定と運用のために必要なことを考える
森下 泰宏氏(株式会社日本レジストリサービス 技術広報担当・技術研修センター)
熊谷 維魅氏(株式会社日本レジストリサービス システム部・技術研修センター)
★フルサービスリゾルバにおけるDNSブロッキング・フィルタリングの法的解釈と実施状況
末松 慶文氏(NTTドコモビジネス株式会社) 資料
山口 崇徳氏 資料
其田 学氏(株式会社インターネットイニシアティブ) 資料
★ドメイン名の登録や維持管理に潜むリスクと考えておくべきこと
是枝 祐氏(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
★続・ハクティビストによるDDoS攻撃の“ほんとのところ”
神田 敦氏(NTTドコモビジネス株式会社)
★フィッシングの現状と対策および対応の最新動向
平塚 伸世氏(フィッシング対策協議会 / JPCERT/CC)
★最速低コストなテイクダウンリクエスト送受の最新動向
山下 健一氏(さくらインターネット株式会社)
2日目の最後には、Internet Week 実行委員長の長谷部 克幸より閉会の挨拶を行いました。また、今年2025年11月に開催されるInternet Week 2025の開催予告をし、閉幕となりました。
●会場ネットワーク
本イベントのネットワーク構築・運用は、関西地域のNOGである NaniwaNOG 発の NOC チーム「Team Shrankedo」が担当しました。メンバーは公募で集まり、関西地域の学生を中心に 12 名で構成されました。
事前のネットワーク設計・構築から、当日の運用・障害対応までを一貫して担い、安定したネットワーク環境を問題なく提供することができました。
準備期間や会場の設営時間は限られており、かなりタイトなスケジュールだったと思われますが、その中でも実際の環境で貴重な経験を積む機会となったのではないかと感じています。
●なんでも技術相談ラウンジ
現地会場にて、相談コーナーを設置しました。参加者が気軽に講演者やJPNIC職員に技術的な質問を行える場を提供しました。日頃の悩みや疑問の解消に加え、関西地域の参加者との直接的な対話が産まれる機会となりました。
●懇親会
1日目のプログラム終了後には、懇親会を開催しました。多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
ご参加の皆様同士で交流を深めていただく機会となっていれば幸いです。
また、本イベントやプログラムに関連したクイズ大会も行いました。ご協賛企業のご協力により、景品をご提供いただき、会場は大いに盛り上がりました。
●最後に
インターネットにまつわる様々な分野を取り上げるのはInternet Weekの特色です。
そして、今年のテーマは「挑戦×経験×世代 ~フルスタックで”不確実”の先へ」。現在、プログラムや企画を鋭意企画中です。世代や分野を超えた交流を通じて、不確実な未来をともに切り拓いていく場となれば幸いです。
今年の「Internet Week 2025」は2025年11月18日(火)~11月27日(木)にかけて開催します。
18日(火)~20日(木)がオンラインWeek、
25日(火)~27日(木)はカンファレンスWeekです。現地会場は、 東京・両国のKFC Hall & Rooms です。
◇ Internet Week 2025 ~挑戦×経験×世代 ~フルスタックで”不確実”の先へ~
https://internetweek.jp/2025/
2025年9月中旬には参加登録を開始する予定です。Internet Week 2025へのご参加を心よりお待ちしております。
最後になりますが、関西地域の皆様をはじめ、ご参加・ご協力いただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます。