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「IoTにおける通信方式~最新のLPWA事情から法律まで~」IW2018セッション紹介第2回

投稿者 event_team on 2018年11月2日

Internet Weekのプログラム紹介です。hourin.png担当は本イベントの実行委員を務めている法林浩之(日本UNIXユーザ会)です。

今回ご紹介するのは、11月28日(水)に行われる2.5時間プログラム「IoTにおける通信方式~最新のLPWA事情から法律まで~」です。担当プログラム委員や講演者の皆さんに話をうかがいました。以下の方々です。(敬称略)

  • 熊本 豊(日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)/ミテネインターネット株式会社/Internet Week 2018プログラム委員)
  • 川畑 裕行(さくらインターネット株式会社)
  • 松本 昇(株式会社シーエスファーム)
  • 木村 孝(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)/Internet Week 2018プログラム委員)

法林:Internet Weekでも昨年あたりから「IoT」という単語が含まれるプログラムが見られるようになってきましたが、今年はその中でも通信方式に焦点を当てたプログラムが組まれました。これを組んだのはどのような経緯からですか?

熊本:IoTの分野では新しい通信方式がいろいろ出てきて、大きな変革の時期にきているような気がしています。自分も興味があっていろいろやってみてるんですが、こういう話ができる相手が周りになかなかいないんですよね。そこで、Internet Weekのプログラムとして組んで、詳しい人に来てもらったら、自分とも話ができるかなと思って企画しました。

法林:なるほど。そうして組んだプログラムはどのような内容になりましたか?

熊本:まず最初に私から、IoTに通信は不可欠ということで、その通信技術に関するポイントをお話しします。特に今回はLPWA(Low Power Wide Area Network)と呼ばれる、省電力・広範囲の通信手段がメインテーマなのですが、LPWAにもいろいろな種類があるので、そのあたりの話をしようと思ってます。

法林:続いて登壇するのはさくらインターネットの川畑さんですね。川畑さんからはどんな話をしていただける予定ですか?

川畑:自分は「アンライセンスバンドのLPWAサービスについて」というタイトルで発表します。アンライセンスバンドというのは無線局としての免許がいらない周波数帯のことで、代表的なのはWi-FiやBluetoothなどですが、IoT向けにはSigfoxやLoRaといったものが出てきています。これらのサービスについて、それぞれの特性などを解説します。それから、弊社ではYRP(横須賀リサーチパーク)にLPWAのテストベッドを作ったり、石狩(北海道)や鯖江(福井県)でLPWAを使った実証実験を独自にやっているので、それについても話せればいいなと思ってます。

法林:ありがとうございます。3番目に発表される松本さんはいかがですか?

松本:私からは「無線通信における、国内周波数バンド割り当てについて」ということで、周波数全体がどういう割り当てになっているかを説明します。特に、LPWAは920MHz帯という周波数帯を使うのですが、これがどういう役割を担っているかといった話をしたいと思ってます。また、関連する話題として、電波法や技適(技術基準適合証明)についてもお話しする予定です。

法林:ああ、昔から海外製の通信機器が出てくると技適がどうこうみたいな話になりますが、そういうやつですか?

松本:まあそうですね。IoT機器も無線通信機器なので技適の対象になります。海外ベンダーも日本で売るために技適を取りたいんですが、日本は厳しいんで苦労してるんですよ。日本だけの特殊な要件があったりして。欧米にもFCCやCEといった同様の認証機関があるので、それに通ってるなら日本でも通るだろうと言いたいところですが、そうはいかないようです。

法林:そしてこのプログラムのトリを飾るのは木村さんです。どんな話をされるんですか?

木村:トリってほどの大げさな話じゃないんだけどね(笑)。でも、これからLPWAを使って新たな通信事業を始めるとしたら、電気通信事業法に関することでいろんな登録や届出といった手続きをする必要があるんで、そのあたりを説明します。詳しくはセッションの中でお話ししますが、作業項目としてざっとこれぐらいあるんですよ(作成中の資料を見せる)。

川畑:これ弊社でも新しいサービスを立ち上げるときに自分が全部手続きをしました。かなり大変でしたね。

法林:皆さんありがとうございます。なかなか濃い内容で本番が楽しみです。では最後に熊本さんから、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

熊本:はい。このプログラムを聞けば、LPWAサービスについて、アイデアから電波技術、法律まで、一通りのことをカバーできます。まだこれからの分野なので、一歩先を行くためには今年参加するのがオススメです!

法林:ありがとうございました。熊本さんとLPWAの話ができる相手が増えることを願っています(笑)。

press-S7-photo-blog.JPGこのプログラムを聞けば、LPWAサービスについて、アイデアから電波技術、法律まで、一通りのことをカバーできます。


●S7 IoTにおける通信方式~最新のLPWA事情から法律まで~

https://www.nic.ad.jp/iw2018/program/s07/

日時 2018年11月28日(水) 16:15~18:45
場所 3F Room3
参加料金 <事前5,500円/当日8,000円>
概要 近年、さまざまなIoT機器が利用されるようになってきました。IoT機器における省電力・広範囲の通信手段として「LPWA」(Low Power, Wide Area)があります。乱立するLPWAサービスや、今後も利用できるようになる通信方式が増えてくるなかでの情報をお伝えし、電波通信事業を始めるなかで重要になる電気通信事業法や電波法についてもこのセッションで解説します。
内容

16:15~16:30 IoTにおける通信技術のポイントとは
講演者:熊本 豊(ミテネインターネット株式会社)

16:30~17:25 アンライセンスバンドのLPWAサービスについて
講演者:川畑 裕行(さくらインターネット株式会社 技術本部 IoT Platform Team)

17:35~18:15 無線通信における、国内周波数バンド割り当てについて
講演者:松本 昇(株式会社シーエスファーム)

18:15~18:30 サービス上抑えておきたい電気通信事業法
講演者:木村 孝(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA) 会長補佐、行政法律部会長)

18:30~18:45 質疑応答

対象者 IoTサービス提供者、通信事業者でこれからLPWAサービスを始めようとしている方