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第30回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM30)のご案内

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来たる2016年8月2日(火)に、第30回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM30)が開催されることとなりました。今回は単独での開催となり、会場は東京・神田のJPNIC会議室です。

既にご存じの方には繰り返しとなってしまいますが、JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM)は、IPアドレス・AS番号の管理、分配に関するルール(以下、「アドレスポリシー」とします)について議論するミーティングです。また、IPアドレス・AS番号に関連する国内外の動向についての情報提供も行われます。

このミーティングは、ポリシーワーキンググループが運営主催していて、JPNICも一参加者として、発表や議論に参加しています。

JPOPMのプログラムは、プレゼンテーションを公募して、応募があった中から選定されます。JPOPM30のプログラムは2016年7月4日(月)に公開されました。プログラムや発表者についての最新情報は、上記サイトでご確認ください。

今回の記事では、ポリシーワーキンググループメンバーの橘俊男さん、豊野剛さん、中川あきらさん、谷崎文義さんから、JPOPM30のプログラムなどについてご紹介いただきました。


JPNIC:ポリシーワーキンググループの皆さん、こんにちは。今回のJPOPMは、ちょうど30回目ですね。

豊野さん:はい。2001年12月6日(木)にJPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM)としての第1回を開催してから、ほぼ年2回のペースでやってきて、今回、30回目を迎えました。そこで、今回のプログラム検討に際して、30回を記念したものを何か取り入れたいと考え、JPNICの前村昌紀さんに、記念講演をお願いしました。タイトルは「JPOPFの過去・現在・未来」です。

JPNIC:以前から参加している人にとっては懐かしくもあり、初めて参加する方にとっても、これまでを短時間でキャッチアップできる機会になりそうですね。

豊野さん:そうですね。単に懐かしいだけでなく、未来志向でのお話が聞けることを、楽しみにしています。

橘さん:節目ということでは、報告事項の「番号資源におけるIANA機能の監督権限移管の状況アップデート」も、今回は一つの節目を迎えた、といった内容になってくるかと思います。

IANA機能の監督権限の移管に関する話題は、2014年7月に開催したJPOPM26のプログラム「IANA stewardship transition(IANA機能監督権限の移管)とは何なのか」で初めて紹介があり、JPOPM27以降も継続して状況のアップデートを行ってもらっていましたが、どうやら今年になって、新たな体制への移行のめどがついたようです。

この件に関して、CRISP(クリスプ、Consolidated RIR IANA Stewardship Proposal)チームのチェアとして、番号資源コミュニティからの提案の取りまとめを進めてきたJPNICの奥谷さんから、直接話を聞くことができるので、ぜひ多くの方に聞いて欲しいですね。

JPNIC:ありがとうございます。IANA機能監督権限の、提案されている新たな体制への移行は、IPアドレスやAS番号の根幹に関わることですね。だけど、「ちょっと難しい」「分かりにくい」などという声も時々聞かれます。

橘:はい。ちょっと話を聞いただけでは分かりにくい部分もあるかもしれませんが、まずは興味を持ってもらえたら、と思います。そして疑問、質問などは遠慮なくぶつけて、この機会に理解を深めていっていただけたらと思っています。

中川さん:そうですね。質問も、意見も大歓迎です。JPOPMでは、毎回、オープンマイクというセッションを用意していて、プログラムの内容に関することからフォーラムの運営についてまで、幅広く意見交換を行う場としています。参加者の皆さんからは、ぜひいろいろなご意見をお聞かせいただけますようお願いします。

JPNIC:今回は、久々に懇親会もありますね。

中川さん:そうなんですよ。ミーティング終了後に懇親会を行います。場所はJPOPM30会場の近く、神田周辺の予定です。こちらでもビールを飲みながら、意見交換ができればいいですね。皆さんの参加をお待ちしています。

谷崎さん:JPOPMは、リモートでの参加も可能です。具体的にはUstreamで会場の様子を配信し、TwitterやJabber chatで意見を表明することもできます。JPOPM30でもこれらの手段を用意する予定なので、会場に来るのが難しい方はこちらを利用してご参加ください。

JPNIC:では最後に、この記事をお読みの方へのメッセージをお願いします。

豊野さん:ポリシーをみなで議論して決めるというプロセスは、インターネットを維持していく上で重要なもので、オープンポリシーフォーラムはそのための場です。IPアドレスやAS番号管理に関わる人たちに広く知ってほしいし、実際に何かポリシーの変更を行いたい、と思ったときに、役立てて欲しいと思っています。そのための第一歩として、今回のJPOPM30にぜひ参加してみてください。

JPOPM:ポリシーワーキンググループの皆さん、どうもありがとうござました。


上記で紹介があったプログラムの他にも、各種情報提供があり、IPアドレスやAS番号およびこれらを取り巻く動向について、最新情報をまとめて知ることができます。初めての方も、ぜひお気軽にご参加ください。

なお、当日、JPOPM30にご参加いただく方を対象に、JPOPM30開催前の時間(13:00-14:30)および休憩時間を利用して、「IPアドレス特別相談会」と題して、JPNICの審議/申請担当者が直接、IPアドレス関連の各種質問・相談に個別に対応する機会を設けます。ご質問、ご相談をご希望の方には、この機会をお役立ていただければと思います。

JPOPM30は無料で、ご興味のある方はどなたでも参加いただくことができます。参加申し込みは、「参加申し込みサイト」より必要事項をご入力の上、2016年8月1日(月)の17:00までに行ってください。

ご参加をお待ちしています!

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