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さまざまな「運用」の悩みを共有し、解決しよう! ~第3回 IW2015注目プログラム紹介~

event_team 

Internet Week 2015のセッション紹介も3本目となりました。担当は本イベントの実行委員を務めている法林浩之(日本UNIXユーザ会)です。

今回ご紹介するのは、11月18日(水)に行われるチュートリアル「手を取り合う!ネットワーク運用2015」です。プログラム担当の山口勝司氏(wakamonog/株式会社インターネットイニシアティブ)に話をうかがいました。


法林: このプログラムと先日紹介した「できる網設計」は、ともにwakamonogの皆さんがプロデュースされたものですね。初めてInternet Weekのプログラム委員会に参加してみてどうですか?

山口: 他のイベントのスタッフ経験はあるんですが、IWは初めてなので雰囲気や進め方がわからなくて苦労してます。特にIWでは、応募されたプログラムを選考するのではなく、自分で思い描いたものをプログラムとして企画・構築していきますよね。考えたものが実現できる面白さはありますが、それまでの道のりはとても大変だというのを感じましたね。

法林: あー、なるほどね。これが大人の階段なのかどうかはよくわかりませんが、それは置いといて早速プログラムの話をうかがいましょう。今回はどんなセッションを企画したんですか?

山口: はい。今回は同じ「ネットワーク運用」というものに携わりながらも、立場の異なる方々をお呼びして話をしていただくプログラムを企画しました。というのも、一言で「運用」と言っても各社でやっていることは違いますし、ISPと一言で言っても、規模によっては、運用の大部分を外部にお願いしているようなところもあるかもしれません。それぞれの現場にさまざまな悩みがあるはずなので、いろんな立場の人にどういう悩みや運用があってどう解決しているのかを語ってもらうことで、参加者自身が持っている課題を解決するヒントを提供できればと考えました。

法林: なかなか興味深い視点ですね。具体的にはどんな立場の人にどんな話をお願いしたんですか?

山口: まず大手ISPとしてソフトバンクさん。会社統合があったりして5社の文化の違う運用をまとめた実績があるので、そのあたりの忌憚のない話を聞きたいと思いまして。こうした話は、誰にでも経験があるわけではないので、なかなか聞くことができない話です。しかし、規模の大小はあっても、皆が経験する可能性のあることであるので、多くの方の参考になるのではないかと思っています。

次に地方ISPのミテネインターネットさん。こちらはチームの構成論やリモートでの対応ノウハウを話していただきます。

そして最後にさくらインターネットさん。幅広いサービスを支える運用、運用改善、自動化などの話が聞ければいいなと思ってます。

法林: 初めてのプログラム委員で、これだけのものを用意できるのは大したものですね。でも、先ほどの話では苦労も多かったと。そのあたりもお聞きしていいですか?

山口: 「運用」という表現だけだと、テーマとしてふわっとしているので、発表者に何を期待しているかをわかってもらうのが大変ですね。どこに主軸を置いて話すのかとか、話の落としどころも難しいです。また、「ここだけの話」のように、参加者に役立ちそうな情報をいかに引き出せるかもポイントだと思います。

法林: わかりました。では最後に、このプログラムをどんな人に聞いてもらいたいですか?

山口: 基本的にはネットワークやインフラの運用をしている人が対象ですが、今回はISPにこだわらなくても、「運用」に関わる人は幅広く対象になると思っています。これだけ立場が違う人が一つのプログラムに出てくることはなかなかないでしょうし、そのあたりは今年のIWのテーマにも通じるかもしれません。

法林: そうですよね。タイトルにも「手を取り合う!」って入ってますしね。多くの人が立場を超えて集まってくれることに期待しましょう。ありがとうございました。


 T4 手を取り合う!ネットワーク運用2015

日時 2015年11月18日(水)13:15~15:45
参加料金 事前料金 5,500円、当日料金 8,000円
URL https://internetweek.jp/program/t4/
概要 ネットワークを運用し安定したサービスを提供し続けることは、インターネットの普及当初から運用者の大きな悩みと言われてきました。そのような悩みを解決するため、運用者同士の相互合意やお互いの抱える事情を可能な範囲でNOGなどで共有し、インターネット全体を上手に動かすことができているのではないでしょうか。 あらためて2015年のネットワーク運用を俯瞰してみると、ただネットワークを管理、監視するだけではなく、さらなる自動化への対応やクラウドなどの大規模・高密度なシステムをカバーする必要が高まっています。増してや、IoTなどの今まで以上に大量の機械がネットワークに接続を始めることを考慮すると、今まで以上にネットワーク運用を行う側の懐を広げておく必要があるかもしれません。

本プログラムでは、東京だけでなく地方の方のネットワーク運用のノウハウまでもをカバーし、複雑化するネットワーク運用に、今こそ”手を取り合って”困難を乗り越えるための解決策を共有したいと考えます。本プログラムのノウハウを参加者の皆様の組織に持ち帰っていただき、取り合った手の連鎖がよりよいインターネット全体の運用に結びつけばと思います。

内容 13:15~14:05 多様化するサービスの運用について
講演者 野島 周平(さくらインターネット株式会社)

14:05~14:55 地方ISPならではのできること、変わらないこと
講演者 熊本 豊(ミテネインターネット株式会社 技術部)

14:55~15:45  
講演者 佐藤 智昭(ソフトバンク株式会社 技術統括保全運用本部)

対象者