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ICANN理事会がIANA機能監督権限移管提案を承認

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JPNIC 奥谷です。

2016年3月10日、ICANN55マラケシュ会議での理事会で、IANA機能監督権限移管提案が承認されました。

移管提案は、IANA機能が管理する三つの資源に関わる各コミュニティにより策定され、ICG が一つの提案にとりまとめたものです。過去のブログで背景と提案の要点をご紹介していますので、あわせてご覧ください。

2015年10月には移管後の体制を描いた移管提案自体は完成していましたが、「ICANN説明責任強化に向けた提案」とあわせて、米国商務省電気通信情報局(NTIA)への提出が求められるため、理事会承認にあたり、後者の完成を待っていました。

移管完了までの三つの段階については以下の図をご覧ください。

コミュニティによる提案策定の段階はこれにて完了となり、移管に向けた第一の大きな段階を乗り越えました。このため、この日は移管に関わる各種リーダー達がスピーチを述べたり、理事会直後のカクテルパーティでは、提案策定の各要素に関わった各グループのリーダー達がチームメンバーの功績を気取らない言葉で讃え、一部メンバーは歌でそれに応えるなど、お祝いムードに満ちていました。

私も番号資源提案のとりまとめに関わったCRISP チームのチェアとして、パブリックフォーラムセッションでスピーチを行いました。

理事会承認に対するスタンディングオベーション

歓喜にあふれる番号資源コミュニティメンバー等

これらの提案はセットとしてICANNから米国政府(NTIA)に提出されました。今後NTIAでは、他の部局も含めた提案の精査を行い、その後米国議会で内容の評価を受けます。これらには4、5ヶ月を要するとされています。

またICANN側では同時並行で、提出された説明強化提案に基づいた、定款の変更に向けた作業を実施します。