簡単にできる!IPv6アドレス割り振り手続き
ip_team IPアドレスIPアドレス管理指定事業者(以下、IP指定事業者)の方向けに、「IPv4割り振り申請の手続きを解説します!」のブログ記事で、IPv4アドレス割り振り申請の手順を説明しました。JPNICとしては、IPv4アドレスが必要で、追加の割り振りを受けることができる方には申請をいただきたいと考えていますが、それと同時にIPv6への対応も進めていただきたいと考えています。
そこで、今回はIP指定事業者がIPv6アドレスの割り振りを受ける際の、申請手順(最小割り振りサイズ/32の割り振り)をご説明します。
大まかな申請の流れは以下の通りです。IPv4アドレスの割り振りと変わりありませんが、IPv4の割り振りを受けているIP指定事業者が/32のIPv6アドレスの割り振りを受ける場合は、実質内容確認(審議)がありません。フォームの記入も一部簡略化されています。
Web申請システムのログイン方法
IPv6アドレスの割り振りを受けるには、IPv4アドレスを管理するための申請者用の電子証明書(資源申請者証明書)を利用してWeb申請システムにログインし、IPv6割り振り申請を行います。IPv6アドレスを管理するための電子証明書が、申請時点で発行されていないため、このような対応をお願いしています。
Web申請システム
https://iphostmaster.nic.ad.jp/jpnic/dispmemberlogin.do
Web申請システムのURLにアクセスした際に証明書の選択画面が表示されますので、「LIR-HM」で始まる資源申請者証明書を選択してください。
「LIR-HM」で始まる資源申請者証明書がインストールされていない場合は、資源申請者証明書発行マニュアル(PDF)を参照し、 インストールを行ってください。
IPv6アドレス割り振り申請フォームの記入
IPv6アドレス割り振り申請は、資源申請メニューにある「IPv6割り振り申請」から行います。
引き続き、申請フォームの記入内容について解説します。なお、Web申請システムの画面右上に表示されている「ヘルプ」から、各申請の記入内容の説明を確認いただけます。また、申請フォームの右側にも簡単な記入例を記載していますので、併せてご参照ください。
管理者連絡窓口
割り振りアドレスブロックの管理責任者の連絡先を、JPNICハンドルまたはグループハンドルで記入してください。
技術連絡担当者
割り振られるIPアドレスを使用するネットワークに関する技術的、事務的等の全般的な問い合わせに対応する連絡先の、JPNICハンドル、またはグループハンドルを記入してください。この項目は複数の登録が可能です。
Abuse
割り振りアドレス空間における、ネットワークの不正利用に対応する電子メールアドレスをご記入ください。
希望アドレスサイズ
何も記入せず空欄としてください。
services
「IPv6」と記入してください。
cust-types
「IPv6」と記入してください。
cust-network
何も記入せず空欄としてください。
infrastructure
何も記入せず空欄としてください。
network plan
何も記入せず空欄としてください。
ネームサーバ
IPv6アドレスは、割り振りの情報に逆引きネームサーバを登録することができます。申請時点で逆引きネームサーバの登録を行わない場合は、空欄としてください。逆引きネームサーバの登録を希望する場合には、ネットワークが参照するネームサーバのホスト名を入力してください。原則、最低二つ以上のネームサーバを登録してください。
備考
何も記入せず空欄としてください。
申請者メールアドレス
申請について、JPNICからの連絡を受け取るメールアドレスを記入してください。
申請フォームに必要事項を記入いただいたら、申請ボタンを押してください。フォームの記載内容にエラーがなければ、再確認の画面が表示されます。今一度フォームを確認の上、「確認」ボタンを押していただくと、申請は完了となります。その後、JPNICが申請内容に基づきIPv6アドレスの割り振りを行います。
申請に関してお伝えしたいこと
- JPNICの担当者が申請内容を確認し、5営業日以内にご連絡を差し上げます。フォームの記入内容に問題なければ、申請内容についての確認は行わず、IPv6アドレスの割り振りが完了次第ご連絡を差し上げます。
- IPv6アドレスの割り当てなど、IPv6アドレスの申請には、IPv6アドレス管理用の電子証明書が必要になります。割り振り完了後に、電子証明書の発行手続きをご案内しますので、ご確認の上、手続きをお願いします。
申請に関する手続き等のお問い合わせは、ip-service@nir.nic.ad.jp で受け付けております。ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。