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LACNIC 28ミーティング フォトレポート

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2017年9月18日から22日にかけて、ウルグアイ・モンテビデオで開催されたLACNIC 28ミーティングの様子を写真でお届けします。

LACNIC (The Latin American and Caribbean IP address Regional Registry)は、世界に五つある地域インターネットレジストリ(RIR; Regional Internet Registry)のうち、ラテンアメリカとカリブ海地域を担当しています。他のRIR地域と同様に、IPアドレス・AS番号の分配ポリシーについて議論を行うフォーラムが設けられており、メーリングリストおよびオフラインミーティングで議論を行っています。

1週間のLACNIC 28ミーティングでは以下のプログラムでもわかるように、LACNICとしてのプログラムのほか、インシデントレスポンスおよびセキュリティチームへのフォーラムであるFIRSTのテクニカルミーティング、LAC-IXLACNOG等のセッションにより構成されています。

技術者に限らず、政府関係者、ccTLD関係者等も参加し、地域内のインターネットの発展、運用の関係者が集まる場として機能しています。LACNICによる会議レポートは、こちらからご確認いただけます。

LACNIC設立15周年にあたる今回は、LACNICオフィスの所在するウルグアイ・モンテビデオで開催されています。オープニングセレモニーには、450名もの参加者が集まり、大盛況となっていました。


LACNIC 28ミーティングの受付の模様です。どのRIRでもおなじみの風景ですね。


AS番号が割り当てられた組織間で、相互接続について調整の場となる、Peering Forumも開催されるようです。


会場ではいろいろな種類のステッカーが配られているようです。これらを集めるのも楽しみの一つになりました。


オープニングセレモニーだけではなく、本会議も多くの参加者が集まり議論を行っています。


1日の予定が終わると、参加者同士の懇親を深めるためのイベントが開催されます。ビールがセルフサービスで提供されていましたが、長い行列ができていました。


期間中、LACNICオフィスを訪問する機会がありました。この建物は「House of Internet」と呼ばれており、ラテンアメリカ地域におけるISOCの地域オフィス、ICANNの地域オフィス、LACTLDなどが同じ建物に入っています。


スタッフは合計約50名おり、スペイン語、ポルトガル語、英語の3ヶ国語に堪能であることが求められます。スタッフは希望すれば、これら3ヶ国語のうちで苦手な言語のレッスンなどのサポートを受けることもできるとのことでした。LACNICは非常に働きやすい環境らしく、ウルグアイの中でトップ10に働きやすい組織にリストされているそうです。


最後は、LACNIC提供による写真です。LACNOGのセッションにおいて、ICANN理事長のSteve Crocker氏が、IPv6について発表している模様を撮影したものです。

LACNIC 28ミーティングの様子は、JPNICのメールマガジンでも追ってご報告する予定です。メールマガジンがお手元に届くのをお楽しみに!

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