JPOPM33へのお誘い
ip_team Internet Week 他組織のイベントInternet Week 2017の同時開催イベントとして、2017年11月29日(水)に、第33回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM33)が開催されることとなりました。
JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM)は、IPアドレス・AS番号の管理、分配に関するルール(以下、「アドレスポリシー」とします)について議論するミーティングです。また、IPアドレス・AS番号に関する国内外の動向についての情報提供も、継続的に行われています。JPOPMはポリシーワーキンググループ(ポリシーWG)が主催していて、JPNICも毎回参加して発表を行ったり、議論に加わったりしています。
オープンポリシーフォーラムのWebサイトにて、JPOPM33のプログラムが公開されていますので、以下にピックアップしてご紹介します。
JPOPM33プログラム | |
第1部 | |
1 | JPOPMオープニング |
2 | [I] JP PDP (JPNICにおけるPolicy Development Process)解説 |
3 | [I] はじめての APNIC Policy SIG |
4 | [I] 知らないと損するIPアドレスの話 |
5 | [I] インターネット番号資源ホットトピックス |
6 | [I] JPNICアップデート |
7 | 質疑応答 |
第2部 | |
1 | 第2部オープニング |
2 | [I] JPOPM32で提案されたポリシーについて |
3 | [P] [033-01]JPNICにおけるIPアドレスポリシー策定プロセスの改定の提案(期間) |
4 | [I] IPv4アドレス移転に関するパネルディスカッション |
5 | [I] APNIC44、他RIRミーティングレポート |
6 | [I] 過去の Open mic の対応状況報告 |
7 | Open mic |
8 | JPOPM33 クロージング |
* | 赤字は提案事項、青字は情報提供です。 |
* | プログラムおよび発表資料は変更の可能性があります。最新のプログラムにつきましては、JPOPM33プログラムサイトにてご確認ください。 |
前回のJPOPM32に引き続き、JPOPM33のプログラムも2部構成となっています。
第1部では、このミーティングやアドレスポリシーの策定方法、IPアドレスに関連するトピックスや役に立つ情報等が、分かりやすく紹介されます。続く第2部で行われる、ポリシー提案に関する議論や、情報提供を聞くための予備知識を得ることができそうです。第1部の主な対象者は、JPOPMに初めてご参加いただく方、過去の参加回数が比較的少なめの方が想定されています。もちろん、どなたでも参加できますので、興味のある話題がありましたら、ぜひ第1部よりご参加ください。
ポリシー提案に関する議論に参加しよう!
JPOPM33では、1件のポリシー提案があり、これに関する議論が予定されています。
[P][033-01]JPNICにおけるIPアドレスポリシー策定プロセスの改定の提案(期間)
提案者:豊野 剛さん/藤崎 智宏さん(日本電信電話株式会社)
この提案は、現行の「JPNICにおけるIPアドレスポリシー策定プロセス(JP-PDP)」において、期間・期限が明確化されていないプロセスについて、期間・期限の明確化を目的としています。
期間・期限が明確でないことにより、十分な議論を行う時間が取れなかったり、提案者や運営チームによる恣意的な運用の余地等が残ってしまったりする可能性があります。そういったことを防ぎ、コミュニティの意見を適切に反映する環境を確保することが、この提案の目的となっています。
提案内容の詳細につきましては、こちらに掲載されております。内容をご確認の上、ぜひミーティングでの議論にご参加ください。
IPv4アドレス移転に関するパネルディスカッション
移転については、以前、2014年11月に行われたJPOPM27のプログラム「IPv4アドレスの国際移転をやってみた」で取り扱い、国際移転をされた事業者の方々に経験を共有していただきました。今回は3年ぶりに、移転事例を紹介するセッションが行われます。
[I]IPv4アドレス移転に関するパネルディスカッション | |
モデレーター: | 中川 あきらさん(ポリシーワーキンググループ) |
パネリスト: | 風間 勇人さん(株式会社Geolocation Technology) |
小林 努さん(株式会社インターネットイニシアティブ) | |
松田 祐征さん(株式会社ケイ・オプティコム) |
2011年8月にJPNICでIPアドレス移転制度が導入されてから6年が経過し、移転件数は堅調な増加を続けています。一方で、「相手先を見つけるのが難しい」「社内での説明が大変」など、さまざまな課題も聞かれます。
今回は、3名のパネリストが、実際に移転を取り扱われた経験をそれぞれのお立場で紹介してくださいます。普段なかなか聞くことのできない、他事業者での移転の話を聞くことのできる機会となりそうです。特にIPv4アドレス移転を検討している事業者の方には、移転を進めるためのヒントとなる情報を持ち帰っていただくことができるかもしれません。
JPOPM33は無料で、ご興味のある方はどなたでも参加いただくことができます。参加申し込みは、Internet Week 2017参加申込ページにアクセスし、必要事項をご入力の上、2017年11月17日(金)の17:00までにお申し込みください。
また今回も、リモートでのミーティング参加環境が提供される予定です。直接会場に来るのが難しい方も、リモート参加環境を利用してミーティングにご参加ください。詳細は、第33回JPNICオープンポリシーミーティング開催のご案内「リモート参加について」をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております!
前回JPOPM32会場の様子