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News & Views コラム:19年振りにICANNミーティングが日本で開催されます

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2017年6月、ヨハネスブルグ(南アフリカ)で開催された第59回ICANNミーティングにて、2019年3月の第64回ICANNミーティング開催地が神戸に決定しました。日本では、2000年の第6回ICANN横浜ミーティング以来となる19年振り、2度目の開催です。同ミーティングは年に3回、世界各国で開催され、世界中から数千人規模のインターネット関係者が集まっています。

私は、2018年10月にバルセロナで開催された第63回ICANNミーティング内の特設ブースで、第64回ICANN神戸ミーティングのPRを担当させていただきました。ブースには、開催地周辺の宿泊施設や交通機関に関する問い合わせが寄せられました。最も多かった質問は、「神戸はどこにあるの?」です。東京、大阪、京都に比べると、知名度は低く感じましたが、神戸をよく知らなくても神戸ビーフを知っている人は多く、「日本に行ったら食べたいもの」として、人気が高いことを実感しました。

ドイツの国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)「.de」のレジストリ担当者からは、いつもICANNミーティング開催地で実施するパーティ「ジャーマンナイト」の会場はどこがいいか相談を受けたり、私が着用していたハッピを着て写真撮影を希望される方を順番に対応したり、ブースは常に大盛況。ハッピは神戸市からお借りしたもので、とても人気がありました。ブースに訪れた方々の7割は、「第64回ICANN神戸ミーティングに行きたい!」と好感触。3割の方は「行きたい!けどボス次第かな……」などと言われていたことが印象に残っています。

会期中の4日間、絶え間なく人が来てくれたので、昼食をとれたのは最終日のみでした。ダイエットになりましたが、神戸に関心を持ってもらえることが何よりも嬉しかったです。第64回ICANN神戸ミーティングで開催される「Geo TLDs .CITIES Conference in Kobe」におきましては、当社よりお声がけさせていただいた、上村圭介氏(大東文化大学外国語学部教授)、松崎太亮氏(神戸市企画調整局政策企画部ICT連携担当部長)がご登壇され、「日本の地理的名称TLDに関する研究」や「阪神・淡路大震災後のウェブサイトからの情報発信・活用」について発表されます。

第64回ICANN神戸ミーティングは、3月9日より14日まで、神戸ポートピアホテル・神戸国際会議場で開催されます。とても貴重な日本開催です。どなたでも無料で参加できますので、ぜひともお越しください。

ICANN64 | Kobe  登録ページ


■著者略歴

森口 友里(もりぐち ゆり)

2002年に株式会社インターリンクに入社。以来一貫してドメイン管理、運用業務に従事し、世界各国で開催されるICANNミーティングに参加。2019年3月に開催される第64回ICANN神戸会議のローカルホスト委員会の活動に携わる。

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