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WHOISについて改めて考える~ネットワーク連絡会での発表から~

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2019年2月15日(金)に、岩手県盛岡市の岩手大学で、「ネットワーク連絡会 2019 Winter」が開催されました。講演の機会をいただきましたので、JPNICから職員2名が参加しました。

会場の岩手大学図書館です

 

ネットワーク連絡会は、岩手県内におけるネットワーク関係者の交流と情報交換を目的として活動を行っている組織です。メーリングリストでの情報交換が中心ですが、年に1~2回程度、関係者が顔を合わせる形でのミーティングを開催しているとのことでした。ネットワーク連絡会のホームページでは、過去の開催実績が公開されていますが、2003年からこのようなミーティングを開催しているようですね。

今回は、大学におけるクラウドサービスの導入や、セキュリティソリューションについての紹介が行われていました。その中で、JPNICからは、WHOISについての講演を行いました。普段何気なく利用しているWHOISですが、その役割や利用方法について、まとまった形で話を聞く機会がなかったため、ぜひ聞いてみたかったとのことで、JPNICにとってもWHOISについて理解を深めていただくよい機会となりました。

JPNICからは「インターネット上のWHOISに関する最新動向」と題して、2部構成の講演としました。1部では、IPアドレスの管理構造やWHOISの紹介だけではなく、検索結果の読み方や、意図する結果が表示されなかった場合の対応など、実践的な内容をご紹介しました。IPアドレスに関する最新動向として、「パブリックDNSサービス」の最新動向もあわせて紹介しました。

JPNIC職員の講演の模様です

2部では、1部とは趣向を変えて、WHOISを取り巻く技術的な動向を取り上げました。WHOISへのアクセス数が増加したきっかけや、アクセス数増加へどのように対応したかなどを紹介したほか、WHOISの後継プロトコルと言われているRDAP (Registration Data Access Protocol)の検討・対応状況などといった、将来のWHOISについても、少しお話いたしました。

今回の講演のように、WHOISについて体系的に説明を行うことは珍しいのですが、講演の機会をいただいたことで、ばらばらだった情報を整理することができ、とても有意義な経験になりました。このような講演の機会を通じて、より多くの皆様にJPNICの業務内容をご理解いただければと考えています。

このブログ記事が掲載される4月は、新入社員の方や異動でIPアドレス・ドメイン名の管理を担当されることになった方が、インターネットの基礎的な技術を勉強される機会も多いのではないでしょうか。JPNICで開催している技術セミナーなど、JPNIC会員の方であれば出張セミナーなどの機会をご活用いただいて、ぜひとも理解を深めていただければと考えています。

番外編:ミーティングの最後には毎回、参加者がいま考えていることや、次回以降に聞きたいテーマなどについて、アンケートを取っているそうです。参加者それぞれに、写真のような回答用のデバイスが配布され、リアルタイムに結果を確認できるようになっていました。対応するハードウェアの都合で、今回が最後の利用となるようでした。残念ですね:p

参加者に配布された回答用のデバイスです
岩手大学情報基盤センター 川村 暁氏による結果の報告風景です。結果はリアルタイムに表示されます。