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JPOPM37のお誘い~IPアドレス・AS番号に関するルールって誰が決めているの?~

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JPNICは、日本においてIPアドレス・AS番号の分配・登録管理を行っていますが、JPNICでの分配・登録管理のポリシー(ルール)はどこで誰が決めているのだろうか?そんな疑問を持たれている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

アジア太平洋地域を管轄する、APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)のポリシーを、そのままJPNICのポリシーとして使っているのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

日本のインターネット番号資源に関わるポリシーは、

インターネットに関わるみなさんが決めるのです!

 

APNICの管轄地域では、APNICが定めるポリシーに従ってIPアドレス・AS番号の分配・登録管理を行っています。JPNICが所在する日本もAPNICの管轄地域ですので、JPNICのポリシーは原則として、APNICと同等であることが求められます。

例えば、皆さんの関心が高い一組織当たりのIPv4アドレスの割り振りサイズについて、日本の組織でも、シンガポールの組織でも/23(512アドレス)であるのは、この考え方に基づくものです。

一方で、JPNICのような国別インターネットレジストリ(National Internet Registry: NIR)におけるポリシーには、APNICの管轄地域全体で一貫性が求められるものでなければ、ポリシー実装に関してNIRに裁量が与えられています。

そのため、日本では、IPアドレス・AS番号の分配・登録管理に関するポリシーの検討・調整を行い、コンセンサスを形成するためのフォーラムとしてJPOPF(Japan Open Policy Forum)が開催されています。

JPOPFは、JPNICから独立した形で運営が行われています。年に2回、JPOPM(Japan Open Policy Meeting)を開催し、日本におけるアドレスポリシーを議論しています。このコミュニティは、誰でも参加することができます。

誰でも参加できます!
(大事なことなので二回言いました)

来る11月27日(水)には、Internet Week 2019の同時開催イベントとして、JPOPM37が開催されます。皆様参加登録はお済みでしょうか?事前登録をしそびれてしまった方は、当日受付がありますので、直接会場にお越しください。参加費は無料です。事前に当日申込用紙(PDF)にご記入の上、持参いただけますと幸いです。当日参加・途中入退室も可能ですので、一つでも関心があるプログラムをみつけて、ぜひお越しいただければと思います。IW2019に参加される皆様も、お時間ございましたら、ぜひお立ち寄りください。

ここからはJPOPM37のプログラムをご紹介していきます。

前回のJPOPM36の様子

プログラム

— 第1部 (13:15-15:45予定) —
1 JPOPM37オープニング
2 JP PDP (JPNICにおけるPolicy Development Process)解説
3 初めてのLACNIC
4 Internet番号資源ホットトピックス
5 JPNICアップデート(統計情報)
6 WHOIS教室
— 第2部 (16:15-18:45予定) —
7 RIRsレポート
8 JPNICアップデート(ポリシー実装)
9 コンセンサスに至らなかった提案の扱いの明確化<提案>
10 WHOIS正確性向上WG中間報告
11 JPOPF Update
12 JPOPM37クロージング

ポリシー提案

コンセンサスに至らなかった提案の扱いの明確化

今回ポリシー提案は1件で、ポリシー策定プロセス(PDP:Policy Development Process)に関するものが挙がっています。現在のPDPでは、一次コンセンサスに至らなかった提案は継続議論とされていましたが、その後、提案者から修正提案がなく、ステータス:継続議論のままで放置される提案がいくつか出てきてしまいました。提案者は、提案・議論が行われているものがどれであるかを明確にするために、次回オンサイトフォーラムまでに修正提案がないポリシー提案は棄却とする、という文言を追加したいと述べています。

提案は、参加者に賛成・反対を確認し、議長がコンセンサスを確認することで次の段階へ進めることができます。提案に対する皆様の考えをお聞かせいただきたいと思います。

挙手で意見確認し、コンセンサスを採ります

WHOIS正確性向上WG中間報告

前回のJPOPM36にてコンセンサスに至った「JPNICにおけるWHOIS正確性向上の検証」のポリシー提案に則って設立された、WHOIS abuse連絡先正確性向上の検討ワーキンググループ(WHOIS正確性向上WG)の中間報告を行います。

WHOISの登録情報の中でも、不正利用対処時等に使用されるabuse問い合わせ先は、タイムリーなリアクションが期待されています。しかし、現状では情報更新が長期間なく情報が古くなってしまっている、知識のない人間の情報が登録されていて対応できないといったことや、保有アドレスの種類によりabuse問い合わせ先が存在しない場合があるなど、さまざまな事由で機能していない面があります。WHOIS正確性向上WGでは、このような状況を解消するにはどうすればよいか、現在abuse問い合わせ先を持たないアドレスホルダーに連絡先を追加してもらうべきか等を検討してきました。

中間報告では、これまでの検討状況を報告し、コミュニティの皆様の忌憚のない意見を伺うことで、今後の検討の材料としていきたいと考えています。

情報提供セッション

JPOPMではポリシーに関する議論を行っているとお話ししましたが、それだけではありません。番号資源やポリシーに関連する情報を、広く皆様に提供することも一つの使命として担っています。

初めてのLACNIC / RIRsレポート

APNICのポリシーに従うだけではないとは言ったものの、APNICで策定されたポリシーの効果はアジア太平洋地域に属する日本でもほとんどが適用となります。APNICでの議論は英語で行われるため、ハードルを感じる人も少なくないと思います。そんな地域インターネットレジストリ(RIR)のミーティングの雰囲気を少しでもお伝えするべく、今回はLACNIC(Latin American and Caribbean Internet Address Registry:南米)に初参加されたJPOPF運営チーム(JPOPF-ST)の谷崎文義氏から発表が予定されています。

また、APNIC・ARIN(American Registry for Internet Numbers :北米)の最新ポリシー動向に関しても、JPNICからレポートを行う予定です。APNIC以外のRIRでのポリシー提案に関しても後にAPNICで提案が行われることが多いので、これらの情報を迅速に、日本語でキャッチできるチャンスをぜひ活かしてください。

WHOIS教室

使ったことがある、日常業務でしばしば使う、という方も多いであろうWHOISデータベースですが、使用していく中で使い方を覚えたという方も多いと思います。ここでは今一度WHOISの基礎的な使い方を1から学び、効果的に利用していただけるようになってもらおうというプログラムです。日頃の業務ではなかなか聞くことができなかったWHOISに関する疑問をこの場で解決していただければと思います。

 講師として中川あきら氏(JPOPF-ST)が一から丁寧に解説します!


興味・関心のあるプログラムは見つかりましたでしょうか。

JPOPMでは、遠隔地や都合上現地での参加が難しいという方向けに、YouTube Liveを使ったストリーミング配信およびTwitterでの意見募集を行います。詳細に関しましてはJPOPM37のwebページにてご案内いたしますのでご確認ください。皆様のご参加をお待ちしております。