News & Views コラム:アフターコロナのコミュニティ活動について考えてみた
pr_team コラムメールマガジンで配信したインターネットに関するコラムを、このブログでもご紹介しています。2021年6月は、7月中旬に開催予定のJANOG48でプログラム委員長をお務めになっている株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズの大塚悠平さんに、JANOGとの関わりやアフターコロナのコミュニティ活動についてお書きいただきました。
年に2回開催されるJANOGミーティング、次回JANOG48大垣まで残すところ1ヶ月となりました。
日本国内においては緊急事態宣言が延長され、依然として移動や行動が制限され、皆様不安な日々を過ごされていることと思います。そんな中、アフターコロナのJANOGのようなコミュニティでの活動や過ごし方について考えてみました。
私はJANOG40福島より一般参加、JANOG45札幌にてプログラム発表と実行委員を務めた後、深くJANOGに関わらせていただき、今回のJANOG48大垣で実行委員を務めるのが4回目となります。
JANOG45活動開始当初は知らない人ばかりで、正直JANOG45の初回ミーティングはとても緊張し、限界人見知りぼっちマンだった私ですが、JANOG45終了後の最終ミーティングではちゃんとみんなと仲間になれていて、オンサイトでのコミュニティ活動の素晴らしさを知りました。
以降、COVID-19の影響によりJANOG46沖縄はほぼオンライン開催、JANOG47福岡は完全オンラインでの開催となりました。オンライン開催となったJANOGミーティングはオンサイト開催と比較すると多くの制限・制約があり、開催準備にも手間がかかり、現地で人と直接会って議論することができず、不完全燃焼感を持たれたJANOGerも多かったのではないでしょうか。
しかしながらJANOG47福岡の参加者アンケート結果を見たところ、オンライン開催にもたくさんメリットがあることがわかりました。
https://www.janog.gr.jp/meeting/janog47/wp-content/uploads/2021/04/JANOG47enquete.pdf
・これまで参加するには敷居が高かったが、オンラインなので参加することができた
・物理的な移動を伴わないため、気軽に参加できた
など、オンライン開催に対するポジティブな意見が多く見受けられました。実際、JANOG47福岡では、これまでJANOGミーティングに参加したことのない私の周りの方もたくさんオンライン参加してくれました。
私個人としてはJANOGと言えばやはりオンサイト!Day-2本会議後の懇親会で大いに盛り上がりたい!気持ちもありますが、JANOGerの皆様には仕事や学業、居住地などさまざまな都合があると思います。さらにリモートワークが広く浸透してきた昨今および今後のアフターコロナ時代では、今までのオンサイトでの繋がりも大事にしつつ、今後ミーティング参加の敷居をより低くし誰もが気軽に参加できるようになれば、コミュニティにとって継続的な発展が期待されます。そういった意味では、オンサイト/オンラインの共存が求められるのではと考えています。
今後の明るいJANOGミーティングの未来よりも、まずは目先ということで、JANOG48大垣の準備に勤しみつつ、皆様とブリッジ!できることを楽しみにしています。
■筆者略歴
大塚 悠平(おおつか ゆうへい)
2005年、株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ入社。2009年よりISP/VPNネットワークサービス基盤の開発や構築に従事。好きなRFCは2547bisと7432。
2020年よりJANOG実行委員へ参加、次回JANOG48大垣の成功に向けてプログラム委員長として奮闘中。