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Internet Week 2022 配信ホットステージ~IWを支える配信環境構築~

tech_team 

本年11月に開催予定の Internet Week(IW) 2022 では、オンライン/ハイブリッドウィークいずれもオンライン配信を予定しています。本日は、そんな IW の配信を支える IW 配信チームの活動の一つである、配信ホットステージに密着し、その雰囲気をお伝えしたいと思います。

なお、今回は詳細な配信構成については触れません。こちらは IW2022 配信セッション(後述)にて紹介予定です!

配信ホットステージとは?

本番の配信環境をゼロから構築し、実際に放送ができるか、不足している機材等はないか一通り確認することをそう呼んでいます。

必要な部材をそろえ、計画した構成図で正しく機能するか入念な確認をすることで、IW の配信を支えています。

配信ホットステージのはじまり

今回は、会議室を配信室仕様にセットするところから始まりました。まず、登壇席後方にクロマキー用の緑の布を張っていきます。これにより、配信時に人物と仮想背景を容易に合成処理することが可能になり、登壇中の画面をスタジオ風に演出することができます。布を張る際には、しわが目立たないようにします。しわが大きいと影となり、合成時にその影が残ってしまうことがあります(とはいえ、今回利用するZoomが大体はうまく処理してくれます)。

今回は緑の布を壁一面に配置しましたが、お手軽なスタンドタイプなども市販されています。

次に、机の配置です。これも配信構成には直接影響しませんが、動線を考える上で大変重要です。人がスムーズに、安全に出入りできることで、円滑なプログラム進行を支えます。

機材を所定の位置にセットしたら、それらを計画通りに接続していきます。映像、音声、電源などさまざまなケーブル数十本以上を所定の位置に、正しく繋いでいく必要があります。この配信室の規模だけでも1時間以上かかるので、集中力が切れると間違ったところにつないでしまいそうです。そのため、なるべく事前にタグ付けをしておき、どこに接続して対向はどこにつながるかを明確にしておきました。

セットアップの途中では、音声や映像が意図通りに入出力されるか確認します。たまにノイズが乗ったり、音が出なかったりします。ベテランだとすぐに原因にあたりをつけ、解消されるのですが、JPNICスタッフは試行錯誤の毎日です。配信チームベテラン勢のお力も借り、一つ一つ課題を乗り越えていきます。

映像構成についても、Zoomを複数利用する関係で複雑になりがちです。Zoomを複数利用することで、リモート登壇者のスライド資料をそのまま投影するのではなく、タイトルやイベントロゴなどを配置したプロっぽい画面(?)を演出することができます(実際の画面はIW前半オンラインウィークにて、ぜひお確かめください!)。

一通りテストをして問題が無ければ完了です。13時から構築をはじめ、気づいたら19時までかかっていました(途中和気あいあいと休憩をはさみながらでした 🙂 )。IW 本番に向けてまた一つミッションを終えました。

Internet Week 2022 配信お悩み相談室<アンケート受付中!

IW2022 配信チームでは、イベントのハイブリッド開催に向けた知識のアップグレードや、 Webinar を実施し続けて得られたノウハウ、 躓きポイント等について共有するセッションを IW で発表予定です。本セッションでは、今回触れなかった詳細な配信構成や、動画配信の基礎知識についてお届けします。さらに、参加者のみなさまから配信に関する質問・お悩み・ノウハウなどを事前に募集し、それを取り上げる「配信お悩み相談室」も開催予定! 以下のページからどなたでもご回答いただけますので、ぜひご一緒にセッションを盛り上げてください!


タイトル:C52 初のハイブリッド開催も支える!Internet Week 2022配信お悩み相談室

発表日時:2022年11月28日 14:00~15:45

アンケートフォーム配信に関する質問・お悩み・ノウハウなど募集中! 11/11(金)まで)

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