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【Internet Week 2022 見どころ 第8弾】Peering 入門

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2022年11月21日から11月30日にかけて、「Internet Week 2022 ~インターネットの羅針盤~針路を未来に取れ~」が開催されます。オンラインWeekとハイブリッドWeekがありますが、通し券で7日間の全セッションにご参加いただけます。

Internet Week 2022プログラムの見どころをご紹介する第8弾では、「Peering入門」を紹介します。


 
法林:みなさん、こんにちは。Internet Week 2022 実行委員の法林です。今回ご紹介するプログラムは、Internet Week 2022 ハイブリッドウィーク初日11/28(月) に行われるプログラム「Peering入門です。お話を伺うのは、このプログラムを担当しているプログラム委員の山口勝司(ビッグローブ株式会社/一般社団法人 Home NOC Operators Group)さんと、竹﨑友哉(株式会社インターネットイニシアティブ/一般社団法人 Home NOC Operators Group)さんです。山口さん、竹﨑さん、よろしくお願いいたします。


山口・竹﨑:よろしくお願いいたします。
 
法林:よろしくお願いいたします。まずは山口さんにお聞きします。このプログラムを企画した意図は何か教えてください。
山口:皆さんよくご存じだと思いますが、ここ近年インターネットのトラフィックが爆発的に増えています。AS番号を持っている組織が効率よく接続、いわゆるピアリングしてネットワークを運用していくことが極めて重要になっています。しかしこのピアリングは各社担当者のノウハウで運用されている部分が非常に大きくて、今までInternet WeekでもAS運用にフォーカスしたセッションはあっても、ピアリングに特化したセッションはありませんでした
 
ピアリングのコミュニティは対面でのコミュニケーションが重要になりますが、ここ2年ほどはCOVID-19の影響で交流が止まっていました。今年は対面でのイベントが再開されてきていたり、また『ピアリング戦記』という書籍が今年発売になったこともあって、ピアリングに関するコミュニティの盛り上がりもあって、あらためてピアリングの基本を振り返って解説するプログラムを作りたく、企画しました。

法林:それでは続きまして竹﨑さんにお聞きしたいのですが、講演者選びのポイント、各講演者のご専門、どのような観点/立場で話していただくかなど教えてください。

竹﨑: ピアリングにおいて重要なのは、トラフィックも重要ですが、ファシリティやインターネットエクスチェンジ(IX)の選択も重要になってきます。そのため、東京・大阪にファシリティがあり海外に足回りがあって積極的にピアリングを推進している事業者さんをメインに探しました。その中でPeering Slackの中でも積極的に活躍されている、株式会社コミュニティネットワークセンターの大日方さんに今回依頼をしました。

Peering入門

法林:今年のIWのテーマは「インターネットの羅針盤 -針路を未来に取れ」ですが、このプログラムでともに考えたい、ご提案したい未来への方向性がありましたら教えてください。

竹﨑: Peeringの担当者であったりとか、これからインターネットを学びたい人への羅針盤となるセッションを目指したいなと思っています。また『ピアリング戦記』などを手に取ってインターネットに興味を持った方の未来を変えるようなセッションにしたいし、もちろんPeeringをこれから行いAS運用を行う未来を握る方に、Peeringを戦略的に行うことでASの未来も変えていくようにできるセッションにしたいと考えています。

法林:ありがとうございます。それでは山口さんにお聞きしますが、このプログラムはどのような方に見てもらいたいと思いますか?

山口: 今回のInternet Weekにご来場いただく、AS番号を持っているすべての方に聞いていただきたいセッションです。

法林:最後にお二人からメッセージをお願いします。

竹﨑: 私自身もPeeringに携わっていますが、あまりそれを学ぶ場がなく、このようなことを体系だって学ぶものを探していました。ここのセッションで学んだり、他の運用者のポリシーや戦略を聞くことで、自分自身も学べるし、聞いてもらってよかったプログラムを目指しています。ぜひご参加ください。

山口:Internet Weekがハイブリッド開催の中で、このプログラムは現地参加できるようになっています。このプログラムの後には「Peering in Japan BoF」といって、ピアリング担当者が実際に顔を合わせて話し合えるBoFの場も用意していますので、ぜひお時間の許す方は現地にお越しいただいて、この「Peering入門」と「Peering in Japan BoF」をセットでご参加いただいて、担当者同士で顔を合わせて交流してもらえればと思います。

法林:このプログラムの後にはBoFもあるということですので、そちらも併せてご参加いただければと思います。それでは、山口さん、竹﨑さん、ありがとうございました。

 

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