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『インターネット白書2023(分断する世界とインターネットガバナンス)』発刊、アーカイブには2022年版を追加!

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インターネットの最新動向がわかる年鑑『インターネット白書』の最新版『インターネット白書2023』が、2023年2月22日(水)に発行されました。JPNICは、インターネット白書の企画・編集を行う編集委員会のメンバーとして、全面的に協力しています。

 

『インターネット白書2023』

27年目を迎えた最新刊の2023年版は、世界を席巻するジェネレ―ティブAI、Web3の重要概念であるDAO、ステルスマーケティング規制や欧州データ流通法整備の動きなど、インターネットから始まる新しい社会の動きを38人の専門家の寄稿と統計資料により報告しています。

また、この一年、ロシアによるウクライナ侵攻に関連して発生したサイバー攻撃やフェイクニュースの攻防、インターネット基盤をめぐる出来事を振り返り、紛争や分断が広がる世界の中で、グローバルなインターネットのありかたを改めて問い直すインターネットガバナンスの考え方についても解説しました。

2023年10月には、日本で初めて国連主催のインターネットガバナンスフォーラム(IGF 2023)が開催される予定で、IGF 2023への参加も呼び掛けています。

今年注目のキーワードは……、

(1) ジェネレーティブAI
クリエーティブ領域での進歩で高まる期待と不安
(2) DAO
国家戦略にも盛り込まれたWeb3の重要概念
(3) メタバース
イベント企画として定着するもさらなる普及に壁
(4) デジタルツイン
全国へと広がる都市のモデル化と活用
(5) ファクトチェック機関
国内での活動活性化を目指して新組織が設立
(6) ステルスマーケティング規制
ステマ撲滅へ向けた法制化が進行中
(7) テックジャイアント失速
コロナ特需からの反動と成長鈍化の兆候
(8) ソブリンクラウド
主権を担保するクラウドサービスの新潮流
(9) インターネットと戦争
ロシアのウクライナ侵攻で突き付けられたもの
(10) IGF 2023
インターネットの国際会議が日本で初開催

ぜひお手にとってお読みいただければと思います。電子書籍版と印刷書籍版の両方がご利用可能で、電子書籍版2,800円(税別)、印刷書籍版3,200円(税別)となっています。

 

「インターネット白書ARCHIVES」に2022年版を追加

『インターネット白書2023』の発刊にともない、前号の『インターネット白書2022(デジタルツイン実現への道)』が、無料バックナンバーサービス「インターネット白書ARCHIVES」に公開されました。

2022年版では、リアル空間とサイバー空間を連動するデジタルツインの活用事例、仮想空間メタバースやネットビジネスのモデルを根本的に変えるNFT、Web3.0で目指す新たなWebの創成など、5G時代を迎えて発展する最新テクノロジーと、ビジネス・制度面での課題を40人の有識者が解説しています。

インターネット白書ARCHIVES

1996年からのインターネット白書が無料で読めるこの「インターネット白書ARCHIVES」は、これまでのインターネットの進化を一望できるサービスです。ぜひご活用ください。

■ 参考 ■

●JPNICからのお知らせ

『インターネット白書ARCHIVES』に2022年版が追加掲載(2023/02/28)

『インターネット白書2023』発刊のお知らせ(2023/02/22)

 

●株式会社インプレス(インターネット白書の発行元)からのニュースリリース

インターネットの歴史が無料で読める! 「インターネット白書ARCHIVES」に2022年版を追加 IAjapan/JPNIC/JPRS/インプレス・サステナブルラボの共同社会貢献活動(2023/02/28)

インターネットから始まる新たな社会像を38人の専門家が解説 『インターネット白書2023 分断する世界とインターネットガバナンス』発行 27年目を迎えたデジタル業界定番の年鑑、最新刊(2023/02/22)

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