IPv6とクラウド【後編】Google Cloudを例として ~Internet Week 2024 注目プログラムのご紹介 ⑤~
event_team Internet Week JPNICからのお知らせ JPNICのイベントInternet Week 2024のプログラム紹介の第5弾です!今回紹介するのは、11月25日(月) 10時からお送りする「クラウドネットワーキングとIPv6のいま 〜 Google Cloudを例に 〜」です。実行委員の山賀正人さんが、このプログラムを企画したプログラム委員である、飯田陸斗さん(wakamonog)にインタビューしています。
クラウド環境におけるIPv6対応については、プログラム紹介の第4弾で「IPv6とクラウド【前編】」お届けした、AWS上でのIPv6対応サイトを作るハンズオンと、そしてこの【後編】でお届けする「クラウドネットワーキングとIPv6のいま 〜 Google Cloudを例に 〜」の二つのセッションをご用意しています。この二つのセッションを受けると、AWSとGoogle Cloudについても違いなどを知ることができて、参考になるのでは、、というのは前編で述べた通りです。
IW2024 は日程は11月19日の週の3日間が「オンラインWeek」、そして11月25日の週の3日間が「カンファレンスWeek」で、40近くのたくさんのプログラムを用意しています。今までご紹介したプログラムについてもご参考になさってください。
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山賀:こんにちは、飯田さん、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、なぜこのプログラムを企画したのか、背景やどのような点が話題/問題になっているのかなど理由を教えてください。
飯田:はい、よろしくお願いいたします。今年は 、JPNIC が主催するInternet Weekにふさわしい「 IPv6に着目したクラウドのプログラム」を企画しようとプログラム委員皆さんとともに考えました。その過程で、プログラム委員の一人である中川あきらさんが、このプログラムの講師であるグーグル・クラウド・ジャパン合同会社の有賀 征爾さんとお話した際に、「最近、クラウドをIPv6 で構築する例が出てきている」とういう話を伺ったとのことでした。その話を聞いて、クラウドにおけるIPv6 を学べる座学のプログラムを作れるのではないかと思い、企画しよう!ということになりました。
山賀:なるほど。そういったきっかけがあったということですね。では、どのような点に気を付けて講演者に依頼を行ったのでしょうか?
飯田:はい、そうですね。例えば、ルーティングのプログラムにおいては、ルーティングを学べばどのメーカーのルーターを使う場合でも、学んだ知識を使うことができます。一方のクラウドにおいては、最低限のルーティングの知識を持っていさえすれればクラウドが自動設定してくれます。どちらかというと「コンセプトが異なる各社のクラウドの考え方を知ることが重要」になります。
Internet Week においては、本来は「各社のクラウドに応用できるような共通技術のプログラムが理想」ですが、この際、Googleクラウドに特化した IPv6 のプログラムを作ることを試みることとし、講師にはそのように講演を依頼しました。
山賀:ありがとうございます。では、その中での見どころ、特に聴いてほしいといったポイントはどこか教えてください。
飯田:はい、このプログラムにでると、「クラウドのどのようなところで、IPv6が求められてきているのか」を知ることができます。同時にもう一点として、「Googleクラウドというある一つの断面からクラウドにおけるIPv6の活用を学ぶことができ」ます。
山賀:今年のIWのテーマは「つなげて、広げて、楽しもう」ですが、このプログラムでともに考えたい、またはご提案したい未来への方向性とはどういうものでしょうか?
飯田:そうですね。近年、同時に複数社のクラウドを使うマルチクラウドが増えてきています。マルチクラウドを行うためには、複数のクラウドを学ぶ必要が出てきています。これまでの Internet Week で学ぶことができなかった Googleクラウドを学び、他のクラウドと比較したり、知識をつなげてみることを意識して受講してみてほしいなと思っています。
山賀:このプログラムはどのような方を対象としていますか?
飯田:はい、クラウド初心者の方、そしてこれまでクラウドをIPv4のみで使ってきた IPv6未経験者の方や、クラウドにおいて利用者の立場からどのような場面でIPv6が求められているのかを知りたい方におススメするようなプログラムになっています。
山賀: ありがとうございます。では最後に、視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします。
飯田:クラウドにおける今どきの IPv6 を学んでみたい方のご出席をお待ちしております!
山賀: 飯田さん、今日はありがとうございました。
飯田:ありがとうございました。