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今、あらためて知るCDNの基礎と最新情報 ~Internet Week 2024 注目プログラムのご紹介 ⑦~

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本日紹介するのは、カンファレンスWeek初日の11月25日(月) 13時からお送りする「今改めて知るCDNの基礎と最新のアップデート」です。

このプログラムは、CDN (Content Delivery Network)の基礎から最新の動向までを特定のベンダーの技術仕様やサービス仕様に偏ることなく、幅広く解説するものです。

このプログラムの詳細について、Internet Week実行委員の山賀正人さんが、プログラム委員の中川あきらさんにインタビューしました。


山賀:こんにちは、実行委員の山賀です。中川さん、今日はよろしくお願いいたします。さて早速ですが、なぜこのプログラムを企画したのかを教えてください。

中川:本日はよろしくお願いいたします。はい、このプログラムを企画した背景ですが、近年、Content Delivery Network (CDN)が広く使われるようになっています。CDNというのは、エンドユーザーの視聴品質(QoE)を高めたり、トラフィック配信のコストを削減したりするために、インターネットにおいて極めて重要な役割を担っています。

これまでこの「CDN」について、業界において多くの方が講演したり、書き物も残されてきてはいますが、特定の CDN 事業者の仕様に多少偏っていたり、項目が必要かつ十分に網羅されていないものが大多数であると見えておりました。

そこで、中立的かつ網羅性のあるCDNのプログラムを作りたいと思い、本プログラムを企画いたしました。

山賀:なるほど。そういう状況の中で、どのような点に気を付けて講演者に依頼しましたか?

中川:まず、私が思っている「講演の中で採り上げてほしいすべての項目」を、目次の小項目のレベルですべて提示いたしました。講師との打ち合わせを繰り返し、そのリストを改版するというプロセス・アプローチといたしました。二人の良いところどりを実現できるプログラムになると考えています。

さらに、講師の亀田さんとの会話により、教科書的網羅的に話すだけではなく、最新情報も解説することになりましたので、最近のトレンドを追っていくためにも役立つバランスの良いプログラムになると思います。

また講演者には、くれぐれも中立的な立場からのお話をいただけるよう依頼しました。こういった点が気を付けた点です。


山賀:ありがとうございます。では、特に見どころ、特に聴いてほしいポイントはどこですか?

中川:はい、今回は「見どころ」という形であえて絞らずに、CDN全体を中立的に俯瞰することができるようなプログラムにしてありますので、全体をまんべんなく聴いていただいて、全体像をぜひつかんでいただければなと思います。


山賀:ところで、今年のIWのテーマは「つなげて、広げて、楽しもう」ですが、この
プログラムでともに考えたい、ご提案したい未来への方向性とは

中川:はい、CDNには多くの事業が関連してきます。コンテンツ事業者、コンテンツを配信するCDN事業者、コンテンツを見るエンドユーザー、データをエンドユーザーに届けるIXやISPといった人たちです。本プログラムを見ていただくことによって、つなげて、広げてという意味で、それぞれ連携を見ていただけて学んで楽しめるのではないかと思います。

山賀:では、このプログラムでは、どのような方を対象とされていらっしゃいますか?

中川:CDNを学びたい初心者や、教えたい方に最適であると考えています。また、知識が特定のCDN事業者の仕様に寄っていると不安な方にも良いプログラムになると思っております。そのため、普段CDNに携わっている方の参加も歓迎します。


山賀:最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。

中川:どなたでも結構です。CDNを一通り俯瞰したい方のご出席をお待ちしております

山賀:本日はどうもありがとうございました。


IW2024 は日程は11月19日の週の3日間が「オンラインWeek」、そして11月25日の週の3日間が「カンファレンスWeek」で、40近くのたくさんのプログラムを用意しています。今までご紹介したプログラムについてもご参考になさってください。

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