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『インターネット白書2024 AI化する社会のデータガバナンス』発刊、アーカイブには2023年版を追加!

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インターネットの最新動向がわかる年鑑『インターネット白書』の最新版『インターネット白書2024』が、2024年2月13日(火)に発行されました。JPNICは、インターネット白書の企画・編集を行う編集委員会のメンバーとして、全面的に協力しています。

 

『インターネット白書2024』

1996年の発刊以来、28号目を迎えた最新刊の2024年版は、インターネットの影響をテクノロジー、ビジネス、社会制度の観点から報告しています。

この2024年版では、特に生成AIの浸透による各分野への影響を振り返り、関連する偽情報・フェイクニュースの問題、プラットフォームやコンテンツ業界の変化、教育現場の対応、世界のAI規制の動きなど、多角的な視点から”AI化する社会”を捉えています。

また、メタバースやデジタルツイン、ライドシェア、SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)、Beyond 5G(6G)、アクセシビリティや福祉分野のデジタルサービス、ECの物流問題などビジネスに直結するデジタルトレンドから惑星間インターネット、量子インターネットといった次世代通信の研究動向まで、31人の専門家が解説しています。2024年に注目されるデジタル社会の潮流をより早く、より深く知りたいという人に最適の一冊です。

2023年10月には、日本で初めて国連主催のインターネットガバナンスフォーラム(IGF 2023)が開催される予定で、IGF 2023への参加も呼び掛けています。
今年注目のキーワードは……、

(1) レスポンシブAI
さらなる利活用のために求められる開発者の倫理とAIの公平性
(2) データガバナンス
データの保護と公平な取引に向けて国境を超えた協調・ルール作りが必要に
(3) グリーントランスフォーメーション
カーボンニュートラルの取り組みは企業ごとから流通網全体へ
(4) デジタルツイン
防災から不動産DXまで活用の幅を広げる都市のデジタルツイン
(5) アプリストア規制
アップルとグーグルによる市場寡占を問題視。OSやブラウザーも議論対象に
(6) 偽情報
世界中で選挙が行われる2024年。懸念が高まる生成AIのリスク
(7) オリジネーター・プロファイル
記事発信者の真正性を検証して偽情報やアドフラウドに対抗
(8) 惑星間インターネット
地球での発展と成功を手本に月でのインターネット実現を目指す
(9) グローバル・デジタル・コンパクト
すべての人に開かれた、自由で安全なデジタルの未来
(10) デジタルインクルージョン
福祉でも存在感を放つデジタル技術。アクセシビリティと共生を支援

ぜひお手にとってお読みください。電子書籍版と印刷書籍版の両方がご利用可能で、電子書籍版2,800円(税別)、印刷書籍版3,200円(税別)となっています。

 

「インターネット白書ARCHIVES」に2023年版を追加

『インターネット白書2024』の発刊にともない、前号の『インターネット白書2023 (副題:分断する世界とインターネットガバナンス)』が、無料バックナンバーサービス「インターネット白書ARCHIVES」に公開されました。

2023年版では、新型コロナウイルス感染症の流行以降成長を続けるデジタルサービスの話題や、 国際紛争を背景にしたフェイクニュースの攻防、ファクトチェックの機関の開設や、 IGF2023の日本開催を踏まえてグローバルなインターネットガバナンスの重要性について展望しています。また、その他に例年通り定点観測として、2022~2023年の動きを取り上げています。

インターネット白書ARCHIVES

1996年からのインターネット白書が無料で読めるこの「インターネット白書ARCHIVES」は、これまでのインターネットの進化を一望できるサービスです。ぜひご活用ください。

■ 参考 ■

●JPNICからのお知らせ

『インターネット白書ARCHIVES』に2023年版が追加掲載(2024/02/19)

『インターネット白書2024』発刊のお知らせ(2024/02/13)

 

●株式会社インプレス(インターネット白書の発行元)からのニュースリリース

激動のインターネットの歴史を1994年分から読める!「インターネット白書ARCHIVES」に2023年版を追加  IAjapan/JPNIC/JPRS/インプレス・サステナブルラボの共同社会貢献活動(2024/02/19)

生成AIの浸透によるビジネスや社会の変化を捉える『インターネット白書2024 AI化する社会のデータガバナンス』発行 28号目を迎えたデジタル業界定番年鑑の最新刊、31人の専門家が寄稿(2024/02/13)

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