News & Views コラム:Internet Week 2024 Network Operations’ Center (IWNOC24)
pr_team コラムメールマガジンで配信したインターネットに関するコラムを、このブログでもご紹介しています。2024年12月は、同年11月に開催したInternet Week 2024のNOCチームメンバーとして大変ご活躍いただいた、東京大学の高橋正弥さんのコラムをお届けしました。ご専門はインターネットに関係していないのが驚きなほど、IWNOC24の活動を精力的に取り組まれ、そこで得られた経験を書いてくださいました。
こんにちは。IWNOC24 APチームの高橋正弥と申します。IWNOCの正式名は所属に書くと長すぎたことにより、(ちょうど困っていた)タイトルにしました。タイトルの正式名の通り、JPNIC主催のカンファレンスイベントであるInternet Week 2024にて、会場ネットワークを提供するべく集まったメンバーで構成されたチームです。
思えば高専で働いているときは、JPNICは非常に遠い権威的な、後光がさしている存在に感じていました。まさかIWNOC24を通じて、JPNICオフィスに入り、NOCメンバーはじめJPNIC内の方々とも関わり、なぜかこのコラムも書き、といったような日が来るとは夢にも思わず、言うと恥ずかしいので1人こっそり感動していました。なんだかありがとうございます。
余談はさておき、IWNOC24自体の紹介です。中ではチームに分かれており、全体的な重要事項を決めるCoreチームを中心に、テクノロジーごとに4~5人程度ずつのL1チーム、L2/L3チーム、APチーム、Serverチームがあります。
初対面のメンバーも多かったと思いますが、Zoomで全体ミーティングを行ったり、Slackで各チーム相談したり、雑談したりしながらオンラインで作業を進めました。2024年11月上旬にはHot stageをJPNICオフィスで行い、全員で顔を合わせながら作業する機会がありました。その後もオンラインで進めつつ、準備日、本番という流れで作業とチームビルディングを両立する形で進めてきました。
経験・所属・年齢・地域など問わず、ただネットワークに関心がある、という人たちが集まっています。普段ハエと格闘している自分は、ネットワークに関心がある人と関わる機会がないため、一度に驚くほどネットワーク人脈が増え非常に感動しています。
私は全員と初対面だったので、Hot stage前後で比べると大きく作業のし心地が変わりました。Hot stageで実際に会うと皆さん優しく許してくれそうだったので、無理言って担当のAPチーム以外、結局他のすべてのチームにも割り込んで、あれこれ作業させてもらいました。
皆さん本業もある中だったり、他のNOCと兼任していたり、試験や学会があったり、多忙な中での作業だったかと思います。無論トラブルは起こりましたが、皆助け合って解決でき、会場Wi-Fiを提供するというミッションは果たせたのでよかったかなと思います。
こうして、ものの2~3ヶ月で人も機械もネットワークを構築すると、改めてオフラインの強みも感じます。最近の若いモンは、猫も杓子もオンラインで、飲み会はいらないという時代らしいです。オンラインが主流になったからことさらなのか、拙い語彙力では言語化できませんが、顔を突き合わせることに謎のエネルギーのようなものを感じます。年のせいでしょうか。
結びに、IWNOC24を通じて数多くの貴重な経験ができました。どこで感謝したらいいかわからないので、この場を借り、関係各方面すべてに感謝申し上げます。
■筆者略歴
高橋 正弥 (たかはし まさや)
2000年生まれ、現在までずっと千葉県。木更津高専在学中に、学寮ネットワーク委員会として学寮ネットワークの運用・保守・更改などすべてを担当。また学生課 技術補佐員として、主に学寮のネットワークの管理・移行、ネットワークの切替工事に従事。
現在、東京大学大学院にてショウジョウバエを用いて脳神経科学や進化生物学の研究を行っている。趣味はドライブ、他たくさん。