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現場で起こるIPv6のトラブルを解決しよう ~第7回 IW2015注目プログラム紹介~

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Internet Week 2015のセッション紹介の7本目は、11月18日(水)に行うチュートリアル「現場で使える! IPv6トラブルシューティング」です。

このプログラムの企画を担当した中川あきらさん(IPv6普及・高度化推進協議会/日本ネットワークイネイブラー株式会社)に見どころをうかがいました。聞き手は本イベントの実行委員を務めている法林浩之(日本UNIXユーザ会)です。


法林:IPv6関連プログラムもIWではすっかりおなじみですが、毎年やっているとホットな話題を見い出しにくくなったりしませんか?

中川:いやいやそんなことはありません。IPv6はこれまで発展途上だったのが、この1年ぐらいで運用フェーズに入ったというのが関係者の認識です。 というのも、国内FTTHにおいて特にシェアの高いフレッツのv6対応が進んだおかげで、加入者数ベースでv6の普及率が10%を超えたんです。

つまり、これまではIPv4のおまけでIPv6が入っているような感じだったのが、今や標準でIPv6が入る時代になったと言えます。そうなると障害もIPv4と同じような頻度で発生しますので、対応の体制もきちんと整えていく必要があります。そういった背景から今回のプログラムを企画しました。

法林:IPv6も、思いのほか重要な転換期が来ているようですね。そんな中での今回のプログラムですが、内容や講師はどのような考えで組まれましたか?

中川:実例に基づく解説をソネットの上根義昭さんに、一般的なIPv6運用やトラブルシューティングの解説をブロードバンドタワーの國武功一さんにお願いしました。

國武さんは豊富な知識をお持ちで、IWでも何度も講演をお願いしている信頼のおける講師です。また、実際にIPv6を運用している人にも話を聞くのががいいだろうと思い、IPv6対応が進んでいるISPのソネットさんに事例の解説を依頼しました。

法林:そうですか。私もソネットのユーザーなのでIPv6接続を確認しておきます。 ところで、他のイベントで行われる同種のプログラムとの違いというか、IWならではのポイントがあれば教えてください。

中川:運用の人は、あまりトラブルの事例を表には出さない傾向、というか、出せない事情もあると思います。そういうわけで講演を依頼しても断られるケースも多々ありますので、そもそもこういう話を実例ベースで聞ける機会自体が貴重だと思います。また、運用について議論する場としてはNOGなどの集まりもいくつかあるでしょうが、そういう場では、すでに長年運用をしている人同士がディスカッションするイメージがありますよね。今回はそうではなくチュートリアル形式で話を聞けるので、そのあたりが違いでしょうね。

法林:なるほど。これから勉強したい人にとっては、いきなり難しい会話を聞くよりはチュートリアルの方が安心できそうですよね。それでは最後に、このプログラムをどんな人達に聞いてもらいたいですか?

中川:メインはIPv6の運用に関わる人ですね。すでに運用している人も、これから運用する人にも有用かと思います。でも、運用の人だけが対象ではありません。運用に引き渡す設備を設計・構築する人にも聞いていただきたいです。トラブルシューティングを知ることで設計に役立つこともあるはずですから。それから最後に、今やIPv6は特殊な環境ではないってことを強調して伝えたいですね。

法林:ありがとうございました。多くの現場からネットワークエンジニアが参加してくださることを願っています。


T7 現場で使える!IPv6トラブルシューティング

日時 2015年11月19日(木)13:15~15:45
参加料金 事前料金 5,500円、当日料金 8,000円
URL https://internetweek.jp/program/t7/
概要 国内におけるIPv6の普及率が10%を超え、 現場ではIPv4に加えてIPv6も普通に使われるようになってきました。 トラブルシューティングを行う際には従来のIPv4技術に加え、 IPv6及びIPv4/IPv6共存環境における技術・ノウハウが必要となっています。 本セッションでは、 ネットワークの構築や運用を行う際に参考になるよう、 IPv6トラブルシューティングについてポイントとなることについて学びます。
内容 13:15~14:25 ISPの運用経験からのIPv6トラブルシューティング
講演者  上根 義昭(ソネット株式会社)
14:35~15:45 IPv6ネットワーク運用とトラブルシューティング
講演者 國武 功一(株式会社ブロードバンドタワー)
対象者
  • IPv6の導入を検討している方
  • IPv6を運用している方

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