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ニュージーランドのWi-Fi事情

tech_team 

先週からニュージーランドのオークランドにてAPRICOT2016/APNIC41 カンファレンスが始まっています。

JPNICからも何名か現地で参加しているのですが、tech_teamとしては現地での円滑な情報収集、作業環境を準備するため、ニュージーランドのインターネット事情を簡単に調査しました。

中でもWi-Fi接続の日本とニュージーランドの電波適合についてはよく知られていることではありますが注意が必要であることがわかりました。古くは、2.4GHz帯の利用可能チャネルにおいて、日本だけで使われているチャネルが存在し、訪日外国人の方がそのチャネルをつかめないといった問題がありました。

現在では、チャネルが多数存在する5GHz帯のWi-Fiに同様の問題が多く存在します。

ニュージーランドのビジネス・イノベーション・雇用省の資料によるとニュージーランドでは、36~64チャネル、100チャネル~165チャネルが利用可能とされています。

(http://www.rsm.govt.nz/consumers/pdf-and-documents-library/Wi-Fi%20Devices%20using%20the%205%20GHz%20Band.pdf/at_download/fileより)

一方、日本国内では、ニュージーランドで利用可能なチャネルのうち、64チャネル、144~165チャネルを使うことはできないため、国内の技術基準適合証明(技適)を取得した機材ではこれらのチャネルをつかむことができません。

あらためて、各国の電波利用状況を改めて確認してみますと、例えば、チャネルの利用について特に制限が少ないロシアで利用することを前提とする機器を日本国内で利用する場合には、たくさんトラブルが発生するかもしれません。

昨年には、訪日外国人向けに短期(90日程度)の利用の場合、一定の基準を満たす場合には日本国内へ持ち込むWi-Fi端末の利用を可能とする電波法の改正がおこなわれ、意見募集なども行われました。

このような事情も考慮すると、海外から日本へ来訪される方のWi-Fiトラブルに準備が必要ですね。

参考:

電波法施行規則等の一部を改正する省令案に係る電波監理審議会からの答申並びに意見募集の結果
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban12_03000117.html