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ICANN64神戸会議に向けて

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JPNICがICANN会議の日本開催に向けた活動を開始したのは数年前です。ICANN会議は年3回開催。世界5地域を巡回する形で、まず日程と開催地域が公表されて、それぞれの会議に対する開催地提案の募集が始まります。アジア太平洋地域開催となる、2019年3月のICANN64会議に関する開催地提案プロセスは2016年に進められ、JPNICからも開催地提案を提出していましたが、2017年6月27日に、ICANN64会議が神戸で開催されることがICANNから発表されました

JPNICでは開催地提案に当たり、国内のドメイン名関連の事業者や関係団体の皆さんと相談をしつつ検討を進め、その結果、日本国内の関係者が一丸となってローカルホストとしてICANNコミュニティの皆さんを迎えるべく、ローカルホスト委員会を組成することとして、そのローカルホスト委員会(以下LHC)が、先日2018年9月25日に設立されました。

LHC設立会合の様子

ICANN会議のほとんどすべての運営要素は、ICANN自身が責任を持って実施します。ローカルホストは、現地の組織が実施した方が効率的な、会場選定、ビザ発給のための招聘状発行、ネットワーク接続性の提供などを担います。ほとんどすべての会議出席者が参加するレセプションである、ガーライベントに関しても、ローカルホストの主催ということになっています。

設立会合では、あらかじめご検討いただいていた会則を承認することで正式にLHCを発足させるとともに、委員長としてWIDEプロジェクトの村井純さんを指名しました。村井委員長は遠隔出席でしたが、早速ICANN64会議に向けた熱いメッセージが委員の皆さんに発せられました。JPNICを含む以下の企業、団体の皆さんが、委員としてLHCにご参画いただいています。

以下は、インターネット接続性を提供していただくネットワークスポンサーです。LHCにもご参画いただいています。

この他に、総務省にもICANN64に拠出していただいており、LHCにオブザーバーとして参加していただいています。

ICANN64会議まで6ヶ月ですので、LHCで進めなければならないことはたくさんあります。まずは今月20日から開催されるICANN63バルセロナ会議に向けたプロモーション計画。会場では、次回会議のローカルホストはブースをもらえますので、こちらでいかに神戸会議を知っていただくか、ということです。ブースでは、神戸に関する情報をまとめた観光ガイドなどのほかに、神戸にほど近い、有馬温泉の名物である炭酸せんべいを、参加者の皆さんに配ろうとしています。

バルセロナで炭酸せんべいを配ります!

来週には、京都で開催されるイベントに、ICANNのアジア太平洋地域の責任者Jia-Rong Low氏が参加して、ICANN神戸会議の宣伝をしてくれます。

日本インターネットプロバイダー協会 第50回ISP&クラウド事業者の集いin京都
情報化月間協賛・京都情報化セミナー

Low氏はこのほかに、地元のFMラジオ局、αステーション(エフエム京都/89.4MH)の「αーMORNING GOLD」という番組に出演するとのことです。午前9時10分頃らしいので、ご関心のある方はぜひお聞きください。

いろいろと準備を進めていかないといけないのですが、そのうちの一つ、ICANN64会議のロゴが、今週ICANNから届きました。ICANNではこれをマーカーと呼んでいるようです。最近のマーカーは、長方形に文字主体のシンプルなものですが、国旗をイメージさせるカラーリングを施すのが特徴です。ICANN64神戸会議に対しては、以下のようになりました。なかなかかっこいいと思います。

ICANN神戸会議のマーカー(ロゴ)

これから準備を進め、また皆さんをお誘いする広報やイベントもあると思います。2000年の横浜開催から18年が経っての2回目ということで、なかなか日本開催の機会もありません。参加登録料は無料ですから、皆さんぜひともご参加いただいて、ICANN会議を体験してみてください!

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