オンラインで通し券。IW2020が格段に参加しやすくなりましたよ。技術セミナーも募集中です
event_team Internet Week JPNICのイベント秋といえば・・・学びの秋!!
突然ですが、『秋』と言って思い浮かべるものは、なんでしょう?食や収穫・行楽・スポーツ・芸術・学び……とそれぞれですが、いずれも前向きなものですね!
秋は気候的にも過ごしやすく、多くの組織で半期の始まりなので気も引き締まり、しかし年度初めのようなバタバタ感が少ないからか、充実した季節になるのではないでしょうか?
もちろん当センターで、『秋』といって思い浮かべるのは『Internet Week』!!当センターは、毎年この時期を中心に1年が巡っている!?と言っても過言でもないかもしれません。
Internet Weekとは
Internet Weekは、毎年11月末に約1週間の日程で開催し、同時開催イベントなども合わせて30ほどのセッションを提供する、大規模な普及啓発の場です。JPNICの主催ではありますが、多くの関連団体と一緒にプログラム委員会を組成しプログラムを検討しているという意味では、「業界総出」といった趣もあります。
そのため、DNS・ルーティング・IPv6と言った、いわゆるJPNIC的なカバレッジのネットワーク技術にとどまらず、重要なセキュリティの考え方や、今どきは仮想化やクラウドの積極的な利用、そしてインターネットに関わる社会問題に至るまでの網羅的な話題を提供し、基盤を中心にインターネット全体をとらえていく機会として、1997年から20年以上続いています。
このような網羅性や、(開催にあたって協賛は募ってはいますが、)非営利で中立的な話題提供を心がけていることから、いつもアンケート結果では高い満足度をいただいています。
今年のInternet Weekは、通し券でオンラインに!格段に参加しやすくなります!!
今年のInternet Week、コロナ禍の影響で、初めてすべてのセッションをオンラインで提供します。
これまで、1セッションは2時間半単位としてきました。1週間に30ほども提供するとなると、同時並行で2セッション、3セッションあるような仕立てで開催していたのです。しかし今年は、オンラインという特性や、聞きやすさも考慮し、同時並行でのセッション提供はやめて、会期を2週間に延ばしました。そして1セッション45分単位とし、通し券を導入し、すべてを通しで聞いていただけるようにしました。
またこの通し券も、なんと、2週間全セッション聞き放題で定額の5,000円(税込)です!!さらにはJPNIC会員の皆さまには、ここからさらに割引があります!!(ただし、ハンズオンには、そのセッションの性質上、定員を設けざるをえませんでした。定員になり次第締め切りますので、ご注意ください。カンファレンスには定員はありません)。
今まで「Internet Weekには行きたいし、聞きたいセッションもあるけれど、出張という形で出向くのは、まとまった時間がとれずに厳しい、数日も会社を空けられない」という声を数多くいただいていました。特に東京近郊以外の方からはそういう声が多く、JPNICとしてささやかながらではありますが「Internet Weekショーケース」という地域でのイベントを開催するようになったのもそれが理由です。
今回オンラインでのため移動時間はかからず、しかも定額ですので「聞いてみたいけれど、業務には直結しないので、会社には申請しづらいなぁ」といったプログラムも思う存分聴いていただけるのではないか、そこから新しい気づきがあれば……と期待しています。ぜひ、この機会を多くの方に利用していただけるとありがたく思います。
一方で、これだけの数のセッションを、定額、しかもこの金額でお届けできるのは、今年が最初で最後?となるかもしれません。今年は、コロナ禍の中で、Internet Weekの目的や特性をどうやったら最大限生かせるのだろうか?を、関係者一丸となって試行錯誤していますが、限られた時間の中で、できるところは簡素化し、トライアル的な要素を数多く含みながらお届けするのが実情です。例年のような「交流」「多数の議論」といった要素は低めになると考えています。品質を確保し、中立的で、また交流ができる場のしつらえには、コストがかかります。来年以降、どういう形が最大公約数的に満足度が高く、参加しやすい形なのだろうかを見据えて、心して今年のInternet Weekの運営をしていきます。Internet Weekは、JPNICのものではありません。今年に多くの方々に参加していただき、適切なフィードバックをもらいながら、みんなで作り上げていく機会にしていきたいと切に願っています。
Internet Weekの全プログラム
2020年11月17日からが、「ハンズオンウィーク」、11月24日からが「カンファレンスウィーク」となります。全プログラムを列挙します。タイトルから、興味のありそうなプログラムはありましたでしょうか?
ハンズオンウィーク
Day1 2020年11月17日(火)
Day2 2020年11月18日(水)
Day3 2020年11月20日(金)
カンファレンスウィーク
Day4 2020年11月24日(火)
- C12 脅威インテリジェンスの活用方法
- C15 リモートワークを支える社内セキュリティ基盤の作り方
- C16 セキュリティ対応組織のこれからの形
- C17 サイバーセキュリティ人材の多様な活躍と、登録セキスペの実践事例
- C18 これからのメールセキュリティ
Day5 2020年11月25日(水)
- C21 IPv6 はじめの一歩(仮)
- C22 IPv6の現状2020(仮)
- C23 リモートワーク時代の運用組織運営
- C24 ドメインハイジャック時のインシデント対応と外部機関との連携の重要性について
- C25 なんちゃってCSIRTを抜け出したい – SIM3による成熟度評価 –
- C26 CSIRT24時、そのとき何が? Vol.3 – 最新インシデントハンドリング事例 –
Day6 2020年11月26日(木)
- C31 社会変容とインターネット ~100年に一度の大禍とデジタル社会の初めての遭遇(仮)
- C32 個人の自由とインターネット社会 ~プラットフォーマーや国家と個人の自由や可能性(仮)
- L3 ランチタイムウェビナー(株式会社日本レジストリサービス)
- C33 DNS DAY
- B3 日本DNSオペレーターズグループ BoF
Day7 2020年11月27日(金)
Internet Weekの前には「JPNIC技術セミナー」も開催します
話がちょっと変わりますが、2020年10月22日から27日にインターネットの基盤技術について基礎から解説する「JPNIC技術セミナー」もオンラインで開催します。今回開催の講座は、
- 「エンジニア向けIPv6技術解説」
- 「DNS基礎」
- 「ネットワークセキュリティ概説」
です。また、JPNIC会員のみですが、「IPv6サーバハンズオン」も提供します。
それぞれのトピックスについてゼロから易しく体系的に解説します。職場やご自宅からぜひ気軽にご参加ください。また、Internet Weekで最新技術や最新動向を学ぶ前の基礎固めとしても積極的にご活用ください。
おわりに
(このブログを読むような方には既知のことかもしれませんが)、Internet Weekは、
「インターネットに関する技術の研究・開発、構築・運用・サービスに関わる人々が一堂に会し」主にインターネットの基盤技術の基礎知識や最新動向を学び」「議論し、理解と交流を深めるためのイベント」です。
また、「Internet Week」で得られたものを、 ご自分のフィールドで役立てていただくことにより、 インターネットの普及・促進・発展に貢献する(繋げる)ことを当イベントの目的としています。
というものです。この目的をあらためて心にし、たくさんの方々と共に、今年のInternet Weekのテーマである「わくわく大作戦」の『わくわく』を実感したいと、今、鋭意準備を進めております。皆さまのご参加をお待ちしております!