【Internet Week 2021 見どころ】リーダシップだけでは回らない! 運用組織のマインドセットのあり方・育て方
event_team Internet Week JPNICのイベント インターネットの技術Internet Week 2021「明日のカタチ ~ASHITA NO KATACHI~」、ついに開幕しました!!ハンズオンウィークを終え、先週19日(金)からカンファレンスが始まっており、今年も最新動向、チュートリアルまで幅広い話題を提供します。まだお申し込みは可能(11月26日(金)13時前)ですので、お申し込みされていない方はぜひお申し込みをお願いします。
Internet Week2021の見どころとなるプログラムを紹介するこのシリーズ、本日紹介するのは、最終日、11月26日(金)13時から配信予定の「リーダシップだけでは回らない! 運用組織のマインドセットのあり方・育て方」です。実行委員の法林浩之さんが、Internet Week 2021プログラム委員でこのプログラムを担当している波田野裕一さんと藤崎正範さんにインタビューしました。
法林:皆さん、こんにちは。Internet Weekの実行委員をしている法林です。今回は11月26日(金)に配信予定の「C27 リーダシップだけでは回らない! 運用組織のマインドセットのあり方・育て方」を紹介します。インタビューするのは、担当プログラム委員の波田野裕一さんと藤崎正範さんです。波田野さん、藤崎さん、よろしくお願いします。
波田野・藤崎:よろしくお願いします。
法林:それでは早速、まずは波田野さんにお伺いします。このプログラムを企画した背景、今どのような点が話題や問題になっているのかなどなど、お聞かせください。
波田野:はい、日本の運用は従来レベルが高いと考えられてきましたが、クラウドの普及や人材の不足によりレベルが高い組織とそうでない組織に、二分化してきていると感じています。特に、一部の先進的な企業を除くと、全般的に運用力、特に人材面での力不足が顕著になってきていると感じています。
リーダシップ不足を指摘する声も多いですが、むしろリーダシップを活かすために必要な土壌が日本には欠けているのではないかと感じています。今回のプログラムでは、この点について、明らかにしていければと考えています。
法林:ありがとうございます。それでは今度は藤崎さんに、どのような点に気を付けて講演者に依頼したのか、講演者選びのポイントなどをお聞かせいただければと思います。
藤崎:はい、僕と波田野さんは、日頃から運用組織をマネジメントしている、日本MSP協会で日々議論している訳なのですが、今回そこの有識者に集まっていただきました。マネージドサービスを提供する組織の、運用現場のリアルについて語っていただく予定です。
我らが波田野さんは、4番バッターですね。クララオンラインの宇野さんも、ハートビーツの佐野さんも、いかに組織の成果を最大化していけるのかを常に念頭におきながら、現場で試行錯誤を行っているマネジメントサイドの方です。
法林:ありがとうございます。では次に今回のプログラムにおける見どころとか、特に聴いてほしいポイントとか、そんなことを教えてください。波田野さん、いかがでしょうか?
波田野:運用組織においてリーダシップを活かすためにはどうするべきなのか、運用組織の文化を形成していくにはどんなことが必要なのか、そんなことを考えていただく機会にしていただければと思います。
各登壇者の発表ももちろんですが、特にパネルディスカッションには期待していただいていいのではないかなと思っています。
法林:なるほど、そうなんですね。
ではここで少し話題を変えます。今年のIWのテーマは「明日(あした)のカタチ」というものなのですが、このプログラムで探したい、もしくは提案したい「明日のカタチ」とはどういうものなのか、藤崎さん、教えてください。
藤崎:今の日本の運用は限界を迎えていると言われて久しいんですね。今回は、日本の明日の運用を支える組織文化をどう組み立てていくのか、ということを提案していきたいなと思っています。
法林:ありがとうございます。このプログラム、特にどのような方に聴いていただきたいと思っていますか?
波田野:基本的には日本で運用に携わる、すべての方ですね。しかし特には、運用メンバーのモチベーションが低くてこまっている方、成長しないメンバーにじりじりしている方、そんな方にご参加していただければという風に考えています。
法林:お2人から最後に、視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。まずは波田野さん、お願いします。
波田野:はい、運用の組織文化とかリーダシップの育成には、非常に苦労されている組織が多いと思いますが、なぜそういう点で苦労するのかということをMSP協会のワーキンググループで結構長らく議論してきました。今回のプログラムはその議論の集大成となっています。ぜひ楽しみにご参加いただければと思います。
藤崎:何か課題をもって組織構造を変えることがあると思うんですけれど、その構造を変えただけでは問題というのは解決しなくって、それよりももっと、「生ものである組織をどのように運営していくのか」をやっていかないといけない、そういう風にやっていかないと思った通りの成果は出せないということはよくあることです。そういう方に参考になるセッションになるといいなと思っていますので、ぜひご覧ください。
法林:波田野さん、藤崎さん、ありがとうございました。