インターネットとAIの未来は誰が決める?~Internet Week 2026 プログラム紹介「IP Meeting」第二部
event_team Internet Week JPNICからのお知らせ11月19日(木)から27日(金)に開催する「Internet Week 2026」。「AI時代を生き抜く術(すべ)を学べ」をテーマに、インターネットにまつわる幅広い内容のプログラムを約30個お届けします。
JPNICブログでは、Internet Week 2026の注目プログラムや見どころなどを順次ご紹介していきます。IW2026で自分に合った学びを見つけるためのヒントをお届けします。
今回ご紹介するのは、Internet Week 2026のプレナリ(全体会合)として、最終日を締めくくる「IP Meeting 2026」のうち、「第二部「インターネットとAIの未来は誰が決めるのか ― レジリエンス、地政学、ガバナンス ―」です。
IP Meetingは、JEPG/IP(Japanese Engineering & Planning Group/IP)によって1990年に第1回が開かれて以来、毎年開催されており、Internet Weekの母体ともいえる歴史ある会合です。
インターネットは、単一の主体に管理されることなく、自律分散したネットワークと多様な関係者の協調によって、国境や政治体制を越えて世界をつないできました。しかし近年は、地政学的な分断が、その基盤にも影響を及ぼし始めています。
一方、生成AIの急速な普及に伴い、AIのルールづくりも進んでいます。本プログラムでは、インターネット・ガバナンスの経験を手がかりに、AIガバナンスとの接点や、双方の未来をどう形づくっていくのかを考えます。
企画の背景や、参加者に注目してほしい点を、企画を担当したプログラム委員の河野 美也さん(ISOC-JP)に伺いました。
―インターネットとAIの未来を、地政学やガバナンスの視点から取り上げるのはなぜでしょうか?

近年、地政学的な力学が、インターネットの基盤そのものに影響を及ぼし始めています。同時に、生成AIの急速な普及に伴い、AIガバナンスの形成も進められています。
AIは地政学的な分断をさらに加速させるのか、それとも新たなグローバル・ガバナンスを生み出す触媒となるのか。今は、その岐路にあるといえます。
憲法学者のローレンス・レッシグは、人々の行動を規律する力として「法」「社会規範」「市場」「アーキテクチャ」の四つを挙げました。AIにおいては、とりわけ技術・アーキテクチャの影響が大きく、その構造はインターネット以上に複雑かつ動的です。
現在、日本で「ガバナンス」というと、主に「生成AI活用」の側面から語られることが多いように見受けられます。しかし、基盤や基礎となる技術・アーキテクチャの特性を踏まえた合意形成も必要です。
だからこそ、Internet Weekに参加されるエンジニアやアーキテクトの皆さんにも、ぜひ考えていただきたいと思っています。
―「最新動向」のプログラムですが、基礎から学びたい方も参加できますか?
はい。「最新動向」に該当しますが、基礎を押さえたい方にも、ぜひ聴いていただきたいです。
―最後に、参加を検討している方へメッセージをお願いします。
制度や原則だけでなく、技術が何を可能にし、誰にどのような権限を与えるのかについても探求します。ぜひ一緒に考えましょう。
AIガバナンスを議論するうえでは、基盤モデルや、それを支えるインフラがどうなっているのかもぜひ押さえていただきたいです。それが、レッシグのいう「Code」、つまり技術・アーキテクチャにあたるからです。
その視点から、C10「AI / HPC インフラ最前線 2026」も、ぜひあわせて聴いていただければと思います。
―ありがとうございました。
普段の業務では、あまり触れる機会のないテーマかもしれません。インターネットとAIを世界規模で捉えることで、日々の仕事とは違った視点から、これからの未来を感じられるのではないでしょうか。少し視野を広げて、わくわくしながら一緒に考えてみませんか。
C23 インターネットとAIの未来は誰が決めるのか ― レジリエンス、地政学、ガバナンス ― IP Meeting 2026 第二部
日時:2026年11月27日(金) 14:00~15:30
会場:KFC Hall & Rooms ホール
Internet Week 2026テーマ「AI時代を生き抜く術(すべ)を学べ」
◆オンラインWeek :2026年11月19日(木)、20日(金)、23日(月)
◆カンファレンスWeek:2026年11月25日(水)~27日(金) 東京・KFC Hall & Rooms
Internet Week 2026 プログラム:
https://internetweek.jp/2026/archives/program/
詳細はInternet Week 2026 Webサイトをご覧ください。
参加申込
参加申込は下記URLよりご覧ください。
各種割引もありますのでご活用ください!
https://internetweek.jp/2026/application
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