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DroidKaigi 2017 Wi-Fiネットワークについて

tech_team 

アプリレイヤでのIPv6関係の動向確認や、 インフラ技術者としての交流を目的として、 去る2017年3月9日と10日に開催されたDroidKaigi 2017で、 Wi-Fiネットワークを提供したCONBUの活動に参加しました!  提供したネットワークの規模感ですが、 申し込みページの登録者数を合計すると、616人でした。 スタッフや登壇者を含めると、 もう少し多くの方がネットワークを利用されたと考えられます。

準備の光景です。 APを譜面台にセットして、割り当てられたLANケーブルと一緒に持っていき、 敷設作業をします。

準備の光景です。 APを譜面台にセットして、割り当てられたLANケーブルと一緒に持っていき、 敷設作業をします。

今回のネットワークは、 18個のWi-Fi APと六つの物理スイッチとルータ一つ、 そしてクラウド内にサーバを構築するという構成で構築されました。 準備は前日に行われ、大体、4~5時間くらいの作業でした。


ヒートマップで見ると、こんな感じの配置です。


スイッチは椅子の上に配置しています。

休憩時間にはカフェブースに長蛇の列!  譜面台にセットされたWi-Fi APがお客様をお迎えしていますね。


ちなみにこんな本格的なカフェラテがいただけました。


特に意味も無く二酸化炭素濃度をチェックしたりしながら運用をしていました。

イベントは大変盛況で、 Fast Ethernetで構築してしまったエリアでトラフィックが100Mbpsを超えてしまい、 急遽SFPを用意して、 日をまたがるタイミングで増速対応をするトラブルもありました。

今回の会場ネットワークは、クラウドにサーバを配置し、 トンネルを利用して構築しました。 構成変更によって状況改善した二日目を見てみますと、 会場全体からクラウド向けのトラフィックは、最大で、 会場行きが130.1Mbps、インターネット行きが38.04Mbpsでした。

ここで、クラウドから出てゆくIPv6トラフィックを確認してみますと、 最大で会場行き56.32Mbps、インターネット行きが26.81Mbpsでした。

IPv6の利用状況は、 IPv4と比較すると時間帯によってばらつきがあるように見られましたが、 3割程度はIPv6トラフィックとなっていた傾向が読み取れるかと思います。

イベントが終わった後は、 スカイツリーと東京タワーを一度に望める展望施設でのパーティがありました。 ここでも目玉の御寿司には長蛇の列でした。

なお、CONBUは定期的にメンバーを募集しているそうですので、 このような会場ネットワークの構築、運用にご興味がございましたら、 TwitterアカウントやHPを覗いていただけばと思います。

Droidkaigi
https://droidkaigi.github.io/2017/
CONBU
http://conbu.net/

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