JANOG36に参加しました。
dom_gov_team 他組織のイベントJANOG36ミーティングへ参加しました。
先週の7月15日から17日の3日間、北九州の小倉にてJANOG36が開催されました。
台風が接近している状況でしたが、日本国内の各地から、約600名のJANOGメンバーが小倉に集結しました。JANOG36は、BBIX株式会社、IDCF株式会社のホストの下、北九州国際会議場にて盛大に開催されました。
本ブログではJANOG36の全体をレポートします。
JANOG36の特色としては、これまで2日間で行われてきたJANOGミーティングですが、今回から3日構成となりました。直近のJANOGミーティングでは、前日イベントをDay0として併設イベントが行われてきましたが今回からDay0が正式にDay1となり3日間のミーティングになりました。
3日間の構成としては、初日のDay1にチュートリアルやBoFを行い、翌日のDay2から本会儀プログラムが組まれ、最終日のDay3には平行して同時にプログラムを行うマルチセッションを行うといた日毎に特色のある構成となっておりました。
本会儀のプログラムとしては、技術的に尖ったTRILLなどの内容から各地のNOGの話題、ルーティングのお話であったり、後に詳しく触れますがインターネットガバナンスまで幅広くネットワーク運用者の興味を引く話題が提供されておりました。
Day2の本会儀では、最後のプログラムであるJANOG運営委員からのJANOGオープンマイク&アップデートにてJANOG会長の交代や運営委員の方の退任などが改めて報告されておりました。
個人的に、8月末で交代されるJANOGの会長と副会長の川村聖一さんと仲西亮子さん、退任される運営委員の山崎佑司さんには、ありがとうございました、そしてお疲れ様でした、といった気持ちを感じておりました。
新しい会長の吉村知夏さんと副会長の平井則輔さんの活躍が楽しみにも思います。
Day2の本会儀終了後には、舞台をリーガロイヤル小倉ホテルに移動し、盛大な懇親会が開催されました。懇親会の参加者も約400人となっており、こちらも盛大に開催されました。
Day3の午前はマルチトラックのプログラム構成となっておりました。筆者はインターネットの決め事の決め方、というガバナンスに関係したプログラムの発表者でもありましたが、平行する裏プログラムは、IIJの須賀祐治さんという非常に凝った発表をされる方であり、私のプログラムに人が来てくれるのか不安でした。
しかしながら、懇親会翌日の朝9時半という開始時間であっても会場には想定以上の方が来てくださり、安堵しました。
インターネット決め事の決め方、の詳細はJANOG36の発表資料や本ブログ公開時点では閲覧可能なストリーミングアーカイブをご参照ください。本Blogでも触れています。
なかなか身近な話題として感じづらい話題でもあるため、筆者は自前でリアルタイムアンケートシステムを使い、この発表を通じてインターネットガバナンスが身近に感じてもらえればと、3択のアンケートを平行して同時に行いました。
最初の10分程度では、3択のうち、「雲の上の話である」といった選択をされる回答者が増えておりましたが、
話の半ばにおいては徐々に「身近な問題」の回答者数が、JPNICの前村の発表終了時にはどんどん増加し、
最後の質疑終了の時点では、とうとう「身近な問題」の回答数が「雲の上の話である」を上回り、わかりやすさ、構成を考慮するとこのように身近に感じてもらえることが明確になり、今後も継続してこのようなプログラムをJANOGに提供しようとも改めてこのお話ができてよかったと思います。
若者の立場でこの発表にいろいろと参加してくださった、ビッグローブの土屋太二さん、IANA監督権限のわかりづらいポイントを鋭く指摘してくださったプログラム委員でNTTコミュニケーションズの池田賢斗さんに感謝いたします。
Day3の午後には経路ハイジャックされた話や海外でのネットワーク作りのお話などとってもJANOGerがワクワクするお話で本会儀が終了となりました。
最後には次回のホストである、中部テレコミュニケーションの水野稔晴さんから名古屋での開催が発表され閉幕となりました。
JANOG36のストリーミングアーカイブは8月3日の23時まで公開されているそうです。ご興味のあるかたは是非ご視聴されてはいかがでしょうか。
また、JANOG36の事後アンケートも絶賛実施中とのことです。一JANOGメンバーとしてもぜひともご協力いただければと思います。
- JANOG36 ストリーミングアーカイブ
- http://www.janog.gr.jp/meeting/janog36/streaming
- JANOG36 事後アンケート
- http://www.janog.gr.jp/meeting/janog36/enquete
盛りだくさんのJANOG36レポートでしたが、次回のJANOG37でもお会いしましょう!
と締めたあとで恐縮ですが、JANOG36のライトニングトークでは、Pepperが唄を歌うといったトークがありました。
正直、ただロボットが唄を歌うだけのお話だと思っておりましたが、Pepperを関東から北九州へ運ぶ苦労話から始まると人とロボットが共生する社会をいち早く体験しているといった内容で、当日の会場でも一度は失敗したPepperが翌日の再チャレンジではきちんと動作してたときには率直に感銘をうけました。
Pepperもありがとう!
それでは。