News & Views コラム:エンジニアは外に出るという取り組み
pr_team コラムメールマガジンで配信したインターネットに関するコラムを、このブログでもご紹介しています。2021年10月は、JANOGなどのコミュニティ活動に積極的に取り組んでおられる株式会社シナプスの中野龍さんに、同社における「エンジニアは外に出る」取り組みについてお書きいただきました。同社は、2022年1月に鹿児島で開催される「JANOG49 Meeting」のホストもお務めになります。
2017年5月より、以下の目的をもって『エンジニアは外に出る』という取り組みを技術部門で始めました。
- 世の中/お客様のニーズを正しく把握したい
- 鹿児島と鹿児島のエンジニアを盛り上げたい
- 他社エンジニアとの交流を通じて、自分たちのできていること/できていないことを客観的に認識したい
- 自分たちの成長につなげたい
それまでも、技術コミュニティ等への参加はありましたが、ごく一部のエンジニアが個人的に参加している状況で、たまに「御社ってエンジニアがいない会社だと思ってました」などと言われることも。
そんな印象を払拭するため、会社として勉強会/セミナー等へ参加し、日々の業務で得られた技術的な知見や取り組みのアウトプットを推奨することに方針転換しました。また、まずは質より量に拘り、技術部門においては、イベントの参加回数や登壇回数などの目標を設定して取り組みました。
この取り組みで得られたことは、以下のようなことでした。
- 扱ったことのない技術を知ること・触れることができた
- 自分たちのできていること/できていないことを、客観的に知ることができた
- 技術の最新動向を知ることができた
- 人との繋がり
特に最後の『人との繋がり』の影響は大きく、勉強会への参加を通して、他社のエンジニアとの関係を築くことができ、「御社のエンジニア、最近よく見かけますね」「これ、御社でできないですか」「今度、何か一緒にやりましょう」と言われることが増えました。
そして、この取り組みの大きな成果の一つとして、2022年1月に鹿児島で開催される「JANOG49 Meeting」において、ホストを務めることとなりました。
今回のJANOG49 Meetingのテーマは『乗り越える』です。COVID-19パンデミックもですが、日々のさまざまな困難や課題についても議論を深め、一つ一つ乗り越えていきましょう。
それでは、JANOG49 Meetingで皆様と交流できることを楽しみにしています。
■筆者略歴
中野 龍 (なかの りょう)
1976年生まれ。1997年に短大卒業後、ネットワークインテグレーターで企業向けの専用線/ATM/広域イーサによるWANの設計・構築を経験。2004年より株式会社グッドコミュニケーションズおよび株式会社シナプスにて、ISPのバックボーンネットワークの設計・構築・運用・保守を担当。