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Internet Weekをハイブリッドで開催!

event_team 

先日、今年のInternet Weekの情報が解禁されました。今年のテーマは「インターネットの羅針盤~進路を未来に取れ~」。今回、後半のプログラムは3年ぶりに現地会場も設け、ハイブリッド形式で開催することになりました!! 

https://internetweek.jpIW2022
公式Webページも公開中。プログラム公開&事前登録開始は9月末の予定です。

3年ぶりの会場は、東京大学本郷キャンパスにある伊藤謝恩ホールです。本家 Internet Week としては、ハイブリッド形式での開催は初めてとなります。3年ぶりに対面で皆さんにお会いできることを楽しみにしつつ、オンラインでの配信や、昨年と同じようにオンラインのみのプログラムも多数企画しています。業務の都合で現地にはどうしてもいけないという方は、気軽にオンラインでもご覧いただけますので、今年のInternet Weekは現地でも、オンラインでも、どちらもお楽しみいただければと思います。

IWのハイブリッド開催にさきがけ、徳島で3年ぶりに開催したInternet Week ショーケース

さて、本家Internet Week にさきがけ、2022年6月下旬にIWの地域版である Internet Week ショーケースをハイブリッド形式で徳島市で開催しました。現地会場は徳島市にある四国大学 交流プラザです。対面での講演は本家IWと同様に3年ぶりとなり、久しぶりに参加者・講演者の皆さまとも直接交流を深めることができました。ここからは、久しぶりにリアルな会場も設けてハイブリッド開催した本イベントの様子を、現地・オンラインの様子とともに参加者・講演者からの反響もお伝えしながらご紹介していきたいと思います。

https://www.nic.ad.jp/sc-tokushima/
Internet Week ショーケース in 徳島

本家IWにさきがけ、ハイブリッド開催したInternet Week ショーケース

現地会場となった徳島駅前にある四国大学交流プラザ。徳島駅からも近く大変綺麗な会場でした。

初日は、JPCERT/CC  インシデント レスポンス グループの佐條 研さん、田中 信太郎さん、寺本 健悟さんによる「インシデント対応ハンズオン」をオンラインで開催。四国地域限定の地元枠も設けて、徳島県周辺にお住まいの方を中心に約5時間のインシデントハンドリングを体験していただくセミナーを実施しました。

Zoomで実施したハンズオンの様子
現地会場では、二日目の配信の準備を行っていました

2日目は、現地会場も加えて、講演形式のプログラムを開催しました。開催に先立ち、四国大学副理事長の山本光憲様からはじめのご挨拶をいただきました。実は徳島県はCATV網の世帯普及率が9年連続で日本一で、県全域に光ファイバー網が引かれているという情報インフラを背景に、サテライトオフィスも多く誘致しているそうです。山本副理事長からは、ICTを最大限活用し地域を盛り上げているこの徳島でインターネットの最新動向を学ぶだけではなく、ぜひ人的な交流も深めていただきたいといった旨が述べられました。

現地会場の四国大学交流プラザ。当日は徳島県周辺の方を中心に現地会場は約35名、オンラインでは約270名の方にご覧いただきました。

司会を務めたInternet Week プログラム委員長の松本智さん

株式会社日本レジストリサービス 藤原 和典さん、JPNICの木村 泰司による「ドメイン名と証明書とTLS ~ 署名のカクゴ / 検証のカクゴ ~」からスタート

お昼の時間にはIWでも恒例、JPRSの森下 泰宏さんから、DNSのこれまでの歩みとこれからの姿について東京からリモートでご講演いただきました。

Log4jやマルウェアEmotetの活動などサイバーセキュリティの最近の動向について、JPCERT/CCの輿石 隆さん、NICTの久保 正樹さん、森 好樹さんに解説いただきました。

ISOG-J / NTTテクノクロス株式会社の武井 滋紀さんからは、「明日のセキュリティ組織のカタチ」と題して、日本のセキュリティ組織が取り組むべきポイント等について解説いただきました。

「リーダシップだけでは回らない! 運用組織のマインドセットのあり方・育て方」パネルには、運用設計ラボ合同会社の波田野 裕一さん、株式会社クララオンラインの宇野 素史さん、株式会社ハートビーツの藤崎 正範さんが登壇しました。運用組織の運用力向上のために、フォロワーシップとオーナーシップの重要性について解説しました。

最後のプログラムは、特別企画「漫画海賊版から国際情勢まで 今インターネットで起こっていること」と題したパネルディスカッション。地元発の企画として、共催でもあるケーブルテレビ徳島株式会社の橋川 和利さんを司会に、有限会社マンダラネット 立石 聡明さん、JPNICの前村 昌紀が登壇しました。


写真とともに、徳島とオンラインの様子をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?参加者からは現地・オンライン合計でなんと99%の方から「役に立った」と回答いただきました。また、講演者からも「久しぶりに参加者のリアクションを見ながら講演できて、いつもより熱のこもった講演をしてしまった」というコメントも頂き、イベントの最後に名刺交換など皆さんで交流する場面を見ると、あらためて現地で開催する意義を再確認できました。また「近場での開催だが業務の都合で参加できないところ、オンラインで視聴できたので助かりました」というコメントもいただき、コロナ禍で培われた配信ノウハウで、イベント参加の選択肢の幅も広げることができたとあらためて実感しました。

また、開催にあたっては、現地会場をご推薦いただいたり、配信向けネットワークをご提供いただいたりするなど、共催のケーブルテレビ徳島株式会社様に大変お世話になりました。コロナ禍での2回の現地開催延期を経て、ついに今回、徳島で開催できたことをうれしく思います。今回の「Internet Week ショーケース 徳島・オンライン」が少しでも地元の皆さまのお役に立てましたら幸いです。本当にご協力ありがとうございました。

さて、本家Internet Weekもハイブリッド開催ということで、プログラム委員会ではプログラムの内容だけではなく、オンライン・現地それぞれの特性を活かしてどういう仕立てでお伝えするのが良いのかという議論もされています。今年はまた新しい形のInternet Weekとなりますので、皆さまご期待ください。

 

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