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APNIC54フォトレポート

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2022年9月8日~15日の日程で、APNIC54カンファレンスがシンガポールで開催されました。2020年2月のAPNIC49カンファレンス以来、2年半ぶりに会場を設けて開催されることとなりました。

APNICからの発表では、69の国と地域から、558名の現地参加登録と635名のオンライン参加登録が行われていたとのことでした。これらの人々が集まり、アドレスポリシーに関する議論のほか、ルーティングセキュリティをはじめとする技術分野の話題についても議論が行われました。メールマガジンでは、アドレスポリシー提案に関する議論や技術動向を報告する予定です。今回は、カンファレンスの模様を写真でご紹介したいと思います。

会場のホテル(画像中央)は、リノベーションのためAPNIC54閉会翌日をもって一時休業となるそうです
会場に行くとまず初めにこのREGISTRATION DESKを訪れて、参加登録の確認と参加者のバッジの受け取りが必要です
参加者のバッジにつけるストラップの色で、ソーシャルディスタンスが必要かどうかを見分ける仕組みになっていました
APNICカンファレンス公式プログラムの最初に行われたOpening Plenaryの風景です
APNIC 54 - Day 1
(APNICのFlickrサイトより)Opening plenaryではライオンダンスが披露されていました

セッションの合間の休憩時間の模様です。スポンサー企業が提供するブースを見て回る、参加者間であいさつや情報交換など、セッションよりも大事と考えている参加者も多いかもしれませんね
APNIC 54 - Day 3
(APNICのFlickrサイトより)アドレスポリシーについて議論するポリシーSIGでは、提案者への質問のためにマイクの前に多くの人が並びました。メーリングリストでの議論も活発であり、参加者の関心は高かったようです

NIRに関する情報共有を行うNIR SIGでのパネルディスカッションに参加して、JPNICの情報共有を行いました
各NIRの業務担当者が集まりそれぞれの状況を紹介するほか、APNICの担当者との議論をおこなうワークショップの模様です。半日近く議論を行いました
APNIC担当者とJPNIC担当者が顔を合わせて、相談や議論を行っている模様です。APNIC担当者とは定期的にリモート会議を行っていますが、対面での会議は議論をよりスムーズに進められることを実感しました
APNIC56が日本で開催予定であることが、APNIC理事会の議長から報告されました。
JPNICはAPNICカンファレンスのスポンサーとなっています。カンファレンスの最後に、APNIC事務局長のPaul Wilson氏(左)から感謝状と記念品をいただきました

APNICはカンファレンスの写真をFlickrで公開しています。より多くの写真を見てみたいという方は、こちらもあわせてご覧ください。

春のAPRICOTカンファレンスを主催するAsia Pacific Network Operators Group (APNOG)と秋のAPNICカンファレンスを主催するAPNICは、春のカンファレンスと秋のカンファレンスを当面の間オンライン開催とすることを2021年1月に発表しています。JPNICブログでもこの発表をご紹介しました

2022年9月7日にAPNOGとAPNICは、2023年春のAPRICOTカンファレンスから、開催するサブリージョンのローテーションを再開することを発表しました。この発表を受けて、2023年2月20日~3月2日の日程で、フィリピン・マニラで2023年春のAPRICOTカンファレンスを開催することが合わせて発表されています。また、今後の開催予定は以下のようになっています。

開催年 春のAPRICOT/APNICミーティング 秋のAPNICミーティング
2023年 東南アジア
(フィリピン・マニラ)
東アジア
(日本)
2024年 南アジア
(バングラデシュ・ダッカ)
オセアニア
(開催地未発表)
2025年 東アジア
(開催地未発表)
東南アジア
(開催地未発表)
2026年 オセアニア
(フィジー)
南アジア
(開催地未発表)

2021年秋のAPNIC52カンファレンスを、北海道札幌市で開催予定としていましたが、オンライン開催に変更となったことを覚えていらっしゃる方も多いかと思います。開催するサブリージョンのローテーション再開に伴い、APNIC56カンファレンスを2023年8月~9月頃に日本で開催する予定です。JPNICでは現在、APNICとの間で日程や開催地の調整を進めています。具体的な内容が決まりましたらご案内の予定です。もう少々お待ちください。

IPアドレス・AS番号の分配ポリシーに関する動向は、JPNICブログメールマガジンでご紹介しているほか、JPNICオープンポリシーミーティングなどでも、最新の情報をご案内しています。これらも有効にご活用いただければと思います。

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