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次世代育成NOC (NeGI NOC)の取り組み ~NOC支援プログラム~

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本稿では2026年5月15日に発行されたJPNIC News&Viewsの特集記事「次世代育成NOC(NeGI NOC)の取り組み」について再掲します。

今回はNOC支援プログラムについて紹介いたします。

2025年12月、JPNICではNeGI NOCという新たなNOC活動が始まりました。NeGI NOCとは「Next Generation Ikusei Network Operations’ Center (次世代育成NOC)」の略称で、総務省「ネットワークエンジニアリング業界における人材確保・育成に関する調査研究」の一環として誕生した取り組みです。

次世代育成のためのイベント NOC 構築
https://www.nic.ad.jp/ja/tech/negi-noc.html

■ JPNICのNOC支援プログラム

NeGI NOCを進める中で見えてきたのが、「実践的なNOCをやりたくても、そもそも機材や環境が揃わない」という課題でした。特に地域NOGや学生主体のコミュニティでは、10G対応のL3SWや業務向けAPなど、高度なネットワーク機材を揃えること自体が大きな負担になります。また、予算の制約から十分な機材を確保できず、結果として「本番環境に近いNOCを経験する機会」そのものが減っているという現状もあります。

こうした課題に対して、JPNICでは「NOC支援プログラム」を開始しました。本プログラムは、単なる機材貸出ではありません。高度なネットワーク機材を無償で貸し出す「ハードウェア支援」と、JPNIC職員が設計・運用・トラブルシューティングを伴走する「ヒューマンウェア支援」を組み合わせることで、実運用に近い環境と、そこで学ぶ機会の両方を提供することを目的としています。

イベントNOCを実施したい方への機材・技術支援
https://www.nic.ad.jp/ja/tech/noc-support-program.html

■ コミュニティ全体で知見を循環させる

プログラムのコアコンセプトは、「知見循環型のエコシステム」です。イベントNOCの現場では、必ず想定外の問題や設計上の工夫が発生します。それらを単発で終わらせるのではなく、得られた知見やベストプラクティスをコミュニティへ還元し、次のNOCへ活かしていくことを重視しています。つまり、支援を受けたコミュニティが、次の世代の学びにも貢献していく循環を作りたいと考えています。

対象としているのは、地域NOGをはじめとした非営利技術コミュニティのイベントNOCや、大学・教育機関における実践演習などです。特に、「閉じた社内勉強会」ではなく、知見を広く共有しようとするコミュニティ活動を重視しています。また、イベント終了後には、論理設計図や運用上の課題、発生したトラブルとその解決策などをフィードバックとして共有いただくことをお願いしています。こうした情報共有によって、NOCコミュニティ全体の知見蓄積につなげていきたいと考えています。

また、希望に応じて、JPNIC職員が現地またはオンラインでNOCメンバーの一員として参加し、設計レビューやトラブルシューティング支援を行う「ヒューマンウェア支援」も提供しています。単に答えを教えるのではなく、一緒に悩み、試行錯誤しながらネットワークを作り上げることを重視しています。
実際の現場での判断やベストプラクティスを共有しながら、若手エンジニアの成長を支援しています。

今後も地域NOGや教育機関などと連携しながら、「本物の機材に触れ、実際に失敗し、そこから学ぶ」機会を広げていければと思います。インターネットを支える技術者コミュニティを、次の世代へつないでいくための取り組みとして、今後も継続していく予定です。

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